自分がわかる!自己分析ノートの書き方【項目別編】

こんにちは。@かとさんです。
今回は自己分析のノートの書き方について解説していきます。

この記事を読めば、自己分析としてのノートの使い方が完璧にわかる状態になれます!

この記事を見て欲しい人

  • 自己分析のやり方がわからない人…
  • 自己分析本は読んだけど挫折した人…
  • 就活が迫っている人…



まず、適当な人が情報を書いても価値がないので、まずは僕がどんな人なのかを紹介しますね。

記事の信頼性/自己紹介
僕は14卒として、絶対内定を出版しているキャリアデザインスクールへ入り、一日10時間くらい自己分析を半年間行いながら、就活のノウハウを徹底的に学びました。
しかし就活に納得できず、休学を選択し、学生団体・休学インターン・ヒッチハイク・アフリカバックパック等様々な経験をした後、就活に再挑戦、実績としては10選考7社内定を獲得しました。
縁あって今は年間10万人が登録する就活サイトのマーケティングの統括をしています。就活の業界等の知見はある程度持っているため、”後悔のない就活”をモットーに質の高い情報を提供出来ればと思っています。

最近はTwitterでも情報発信を行っています。就活生と直に触れながら、どんなことを思っているのかを感じながら日々記事を書かせてもらっています。

では、内容に入っていきたいと思います。

自己分析ノートの書き方【項目別編】

本日は、自己分析自体を理解したあと、3ステップに分けてノートの書き方を解説していきます。
本日紹介する内容は、「深い」自己分析の内容になるので、すべての項目を完璧にやろうとしなくてOKです。
まずはどういった流れで進めていけば自分なりに自己理解が深まるのかをイメージできるようにして下さい。

自己分析とはなにもの?

自己分析を行っていく上で、そもそも自己分析とは何かを理解せずにはゴールにたどり着けないですよね。
でも、自己分析という言葉はよく飛び交っているのですが、うまく自己分析を一言で表すことができる人は少ないです。

今回僕が定義する自己分析とは、

体験や経験、思考をアウトプットし続け、自分の価値観(≒軸)を明確にしていくこと

これを僕の中での”自己分析”と定義しました。

ポイントは、

  • アウトプットすること
  • 続けること

この2つです。

なぜこの2つがポイントかというと、この2つを積極的にやるひとが少ないからです。
アウトプットとは、実際に書き出してみることです。頭の中で悶々と考え続けても答えは出てきません。
今回はこのアウトプット場所として、ノートを活用して、うまく自己分析をやれる方法を解説していきます。
アウトプットしてみることで頭の中が整理されて、思考が洗練されます。

yukiyuki

僕は、デジタルからの情報が入らないようにしてからノートとペンのみで考える時間を今でも定期的に取るようにしています。

もう一つは、継続です。自己分析は一回やっただけではあまり納得するものにならないケースがほとんどです。
自分の価値観は、就活をする中で得た体験でも変わってきます。その都度細かく方向修正をして、やっていくことが重要で、
継続してノートに書き出しておくことで後で振り返ったときに「そういえば前はこう考えていたな」「結局自分て◯◯なんだな」と振り返る事ができます。

mimi

やればやるほど自信が逆になくなってくる場合どうしたら…


yukiyuki

確かに本当の自分がわからなくなってくる時期はあると思います。それでも続けていけばきっと納得できるときが来るので、それまではなんとか頑張って欲しいところです。

この2つのポイントを抑えながら、価値観を明確にしていきましょう!
また、ただ分析するだけではなくて、それに対して自分がどのように思うかが重要です。
自己分析をすることが納得できていない人は周りの人に質問してみたりしながら、まずは自分が自己分析に対してやろう!という気持ちになっている状態を作りましょう!
僕で良かったら質問も受け付けています!
かとさんのTwitter

自己分析の目的・ゴール

mimi

でも、そもそも自己分析ってやる必要あるの?


yukiyuki

自己分析の目的・ゴールから考えてみると、やる意味がわかってくるから、解説していくね!

自己分析は就活時によく出てくる言葉だから、自己分析のゴールを「内定をもらうこと、面接がうまくいくこと」だと考えがちだけど、
僕は少しだけ定義が違くて、「自分が納得する会社を選ぶこと、その上で会社の内定を獲得すること」だと思っています。
もっと先のことをいうと「自分が納得する会社に入社し(独立もあり!)より良いキャリア・人生を掴むこと」だとも思っています。

自己分析のゴール

自分が納得する会社に入社し、より良いキャリア・人生を掴むこと

mimi

なんか、壮大ですね…


yukiyuki

うん、壮大なんだけど、身近なところから考えてみるとあながち間違ってもないんだよ

例えば、今まで部活動に入ってた経験がある人は、なぜやっていたかを考えたことはありますか?
A君がテニス部に入っていたとしましょう。なぜテニス部で活動していたかを考えると
「テニスが好きだったから」
「仲間といることが楽しかったから」
「大会で優勝したかったから」
などが出てきます。
これらはどれも”自分の意思”で”決定している”ことだと思います。
おそらくテニスが楽しくなかったらやめていると思うし、友達がいなくても同様だと思います。
みなさん今までの人生で、ある程度は決められてきたけど、ある程度は自分で選んできたと思います。(この高校は行きたくない、この部活は入りたくないも含めて)
就職においては、学校と違い、◯年で終了というものがありません。
だからこそ、自分で納得したものをしっかり選ぶことが、自分がより良い人生を掴むことにもなるのです。

自分が納得した選択をできるようになるためにも、
「自分は何が好きなのか・嫌いなのか」「何が得意で何が不得意なのか」を明確にすることが重要になってきます。

mimi

壮大な気がしたけど、たしかに自分の軸は?と聞かれるとパッと答えられないな…
今までの出来事を整理する上でも就活はちょうど良い時間なのかもしれないね。

今回の記事では、
「自分は◯◯が好き、なぜなら☓☓だから。だからこういった業界・職種で働きたい」という部分を明確に言えることを目標に、頑張ってワークをやってもらえればと思います。

おすすめのノートを紹介

自己分析時に使うノートは、極論何でもいいのですが、僕は”良いノート”をおすすめします。
なぜなら、
自己分析の大切さを自分で認識するため
良いノートに書くほうがテンションが上がるから
この2つです。
就活中は出費も多いと思うのですが、自己分析は僕は最重要だと考えているので、しっかりしたノートを使うことは大切かなと思っています。
僕はrollbahnというノートがとても好きで、大学時代から10年くらい愛用しています。
書き心地も最高なので、ここらへんはサクッと自分に投資をしていくことをおすすめします。

全体概要

今回の自己分析は、全3ステップで説明をしていきたいと思います。

自己分析ノートの作り方3STEP

  • 質問項目ごとに経験の書き出し
  • 「なぜ」の追求
  • 共通点の発見
  • 今回の手法は深い内容になるので、割と時間がかかります。
    まず全体の自己分析を一通りやりたいという人は、僕が作成していているワークシートで一回やることをおすすめします。

    質問項目ごとに経験の書き出し

    今回は、僕が厳選した、問”を用意しました。
    これらの経験について、それぞれステップを繰り返していく流れになります。

    厳選した問は下記。

    一生懸命だった経験
    協力して成し遂げた経験
    結果を残した経験
    挫折した経験
    リーダーの経験
    サポーターの経験
    苦手な人と関わって何かをした経験
    何か・誰かから影響を受けた経験
    好きな思い出
    楽しかった思い出
    辛かった思い出
    悔しかった思い出
    親との楽しかった思い出
    親との辛かった思い出
    自分の好きなところ
    自分の嫌いなところ

    この後のステップでノートを横向きに使っていくので、区切り線を記入しておいて下さい。
    こんなイメージですね。
    ノート区切り線

    区切り線を書けたら、分析する項目を書きます。
    例は「一生懸命だった経験」で書いていきますね。
    僕の場合、テニス部主将を努めた経験が一生懸命だった経験なので、それを書き込んでいきます。
    項目と経験が書けたら次のステップに移ります。
    項目と経験

    「なぜ」の追求する

    なぜ?を問う意味

    最終的な企業選びの軸は、あなたの人生において、何かを決めたときの感情が重要になってきます。
    あなたが”どんなものを良いと思うか”がそのまま企業選びの軸になってくるからです。
    今回の自己分析ノートでは、この「なぜ?」をメインに深く掘っていきたいと思います。

    なぜやりたかった?なぜなぜを問う

    問う項目は紹介しますが、問い方にルールはあまりないので、あなたの中で、なぜ?を繰り返し自問自答していって下さい。
    最低でも3回は繰り返しましょう。そうすると、あなたが感じていたコアの部分が出てくると思います。
    例えばこんなイメージです。

    なぜ主将を務めたのか?→全員からの推薦
    なぜ推薦されたのか?→部の中では一番意見を積極的に言っていたから
    なぜ積極的に言えたのか?→全員で強くなって喜びを共有したかった
    なぜ共有したかったのか?→達成し全員で喜んだ時は震えるほど嬉しいから
    ・・・
    yukiyuki

    自分の気持ちがどうだったか?その感情ってなんで生まれたの?のように自分の心の中をメインに深堀りをするとうまくいきます

    なぜを問う

    結果と学び・感想を書く

    なぜをある程度書くことができたら、結果と学びも加えて書いていきましょう。

    ・1回戦負けが当たり前→インハイ目前チームの士気が格段に上昇
    ・計画を立てて実行することの大切さみんながいるからこその成長

    結果と学び

    共通点・気づきの発見

    共通点の発見では、ステップ2までで項目をいくつか書き出した後に行います。
    例にもう一つ経験を加えてみました。
    ある程度書き出せたら、共通点・気づきを発見していきます。
    このステップでは、「色々なことを経験してきたけど、◯◯が共通するから、あなたは◯◯という感情が強いんだね!」
    ということを言えるために行います。企業の人事が知りたいのはこの部分だったりするので、最終の仕上げだと思ってしっかりやっていきましょう。

    共通点・学びの発見

    僕の場合は、
    テニス部時代に勝利の喜びを得たかった感情と
    行動ができて嬉しさを覚えた感情が似ていたため、
    達成に対する嬉しさという共通点を発見しました。

    また、
    主将経験での一番意見を積極的に言っていたことと
    就活時に行動できていないことへの悔しさを比較すると
    過去の自分への憧れがあり、それが今の行動力につながっているのではないか
    という気づきを発見しました。

    このように、自分の経験の共通点や繋がりという気づきを発見し、チェックをつけていきましょう。
    気付いたことはきれいにまとめようと思わず、どんどん気付いた分だけ書いていきましょう。

    各経験に対してこれを行うことで、自分を抽象化して見れるようになり、企業選びの軸やESを書くときの材料になってきます。
    まずはこのノートをしっかり完成させ、自分がどんな人なのか?を明確にしていきましょう。

    小まとめ

    今回紹介した以外にも自己分析の方法はいくらでもありますし、人と話したり、調べ物をしたりする中でも
    自己分析の種になるような事柄はたくさんあります。
    あくまでも、最終目的は、「自分が納得する会社に入社し(独立もあり!)より良いキャリア・人生を掴むこと」です。
    そこに近づけるための就活であり、自己分析でありますように…!

    実は自己分析の本も有効

    自己分析に関しては、何かしらまとめっている方法をやることが比較的有効な分野です。
    そのため本を使っての自己分析はわりとおすすめです。
    おすすめの本は下記にまとめていますので、参考にしてもらえればと思います。

    特にメモの魔力は自己分析に有効

    堅苦しい自己分析本はちょっと苦手、、という人はメモの魔力を読んで下さい。
    この本はメモの本ではなく、自己分析の本です。メモというツールを用いて、考えることの重要性や意味を解説してあり、
    最後にはなんと自己分析に使える質問集が付録でついています。
    何かしら自己分析系の本を読んでみようかと思っている人はまずメモの魔力から入ってみると良いと思います。

    過去経験の書き出しに便利なマインドマップ

    過去の経験の書き出しにノートはあまり使いたくない、という人はマインドマップツールをおすすめします。
    僕は割と仕事でよく使うのですが、xmindというツールがおすすめです。
    マインドマップツールも様々あるのですが、関連付けや、テンプレの種類が無料版では一番多いです。
    そのため、整理する際にも使いやすいと思います。

    PC以外にもスマホアプリもでているので、ぜひダウンロードしてみてください。

    まとめ:自己分析が終わったらESを書きましょう

    自己分析が終わりある程度自分の軸がわかってきたら、本番にトライしてみましょう。
    具体的には実際のESを書いてみましょう。
    ESを書いてみることで、自己分析がしっかりできているかを把握することができます。
    自己分析が不足している場合は、書いている中で「なにか物足りないな」となったりします。
    そのため、自己分析の点数を測るためにも、ESを書いてみることをおすすめします。