こんにちは。@かとさんです。
今回は、僕が作成した自己分析シートの書き方を解説していきます。
このテンプレに沿って自己分析をやっていくだけで自己分析の方向性がわかり、今後あなた自身で自己分析を進められるという状態を目標にしています。
この記事を見て欲しい人
- 自己分析のやり方がわからない人
- 自己分析本は読んだけど挫折した人
- 自己分析のやり方をまず知りたい人
まず、適当な人が情報を書いても価値がないので、まずは僕がどんな人なのかを紹介しますね。
記事の信頼性/自己紹介
僕は14卒として、絶対内定を出版しているキャリアデザインスクールへ入り、一日10時間くらい自己分析を半年間行いながら、就活のノウハウを徹底的に学びました。
しかし就活に納得できず、休学を選択し、学生団体・休学インターン・ヒッチハイク・アフリカバックパック等様々な経験をした後、就活に再挑戦、実績としては10選考7社内定を獲得しました。
縁あって今は年間10万人が登録する就活サイトのマーケティングの統括をしています。就活の業界等の知見はある程度持っているため、”後悔のない就活”をモットーに質の高い情報を提供出来ればと思っています。
最近はTwitterでも情報発信を行っています。就活生と直に触れながら、どんなことを思っているのかを感じながら日々記事を書かせてもらっています。
僕は就活生に限らず、多くの人に、「自分で選んで、後悔しない人生」を送ってほしいと思っているし、僕もそのために頑張る。
その手段としての就活サイト・マーケティングであってほしい。
そんな僕がつぶやくこと????質問はこちらへ????https://t.co/biXbD9cG1U pic.twitter.com/RQwbAxVEvZ
— かとさん@就活サイト『キミスカ』のマーケ統括 (@yuki_marketing) August 3, 2019
自己分析の目的がわかる
自己分析シートに沿って自己分析ができる
今後やるべきことがわかる
では、内容に入っていきたいと思います。
自己分析の目的
そもそもなんだけど、自己分析ってやる必要あるの?
自己分析の目的・ゴールから考えてみると、やる意味がわかってくるから、解説していくね!
自己分析の目的について、結論をいってしまうと、自己分析は就活時によく出てくる言葉だから、「内定をもらうこと」がゴールだと考えがちだけど、
僕は「自分が納得する会社を選び、その会社の内定を獲得すること」だと思っています。
もっというと「自分が納得する会社に入社し(独立もあり!)より良いキャリア・人生を掴むこと」だとも思っています。
なんか、壮大ですね…
うん、壮大なんだけど、身近なところから考えてみるとあながち間違ってもないんだよ
例えば、今まで部活動に入ってた経験がある人は、なぜやっていたかを考えたことはありますか?
A君がテニス部に入っていたとしましょう。なぜテニス部で活動していたかを考えると
「テニスが好きだったから」
「仲間といることが楽しかったから」
「大会で優勝したかったから」
などが出てきます。
これらはどれも”自分の意思”で”決定している”ことだと思います。
おそらくテニスが楽しくなかったらやめていると思うし、友達がいなくても同様だと思います。
みなさん今までの人生で、ある程度は決められてきたけど、ある程度は自分で選んできたと思います。
(この高校は行きたくない、この部活は入りたくないも含めて)
就職においては、学校と違い、◯年で終了というものがありません。
だからこそ、自分で納得した会社や業界をしっかり選ぶことが、自分がより良い人生を掴むことにもなるのです。
自分が納得した選択をできるようになるためにも、
「自分は何が好きなのか・嫌いなのか」「何が得意で何が不得意なのか(長所・短所)」を明確にすることが重要になってきます。
そういった、自分の中の”特性”・”軸”を明らかにする手法が自己分析ということになります。
壮大な気がしたけど、たしかに自分の軸は?と聞かれるとパッと答えられないな…
今までの出来事を整理する上でも就活はちょうど良い時間なのかもしれないね。
今回の記事では、自分が納得する会社を選ぶ上で大切な、「企業選びの軸」を決めて「自分がどんな企業に入ればいいか」を自己分析シートを使って明らかにできるところまで解説していきますね。
自己分析シートのダウンロード方法
では早速自己分析シートをダウンロードしていきましょう。
PCの人はリンクをクリックして、印刷かPC内に保存してお使い下さい!
スマホの人はリンクを開いてスクショ等で保存して使いましょう!
このワークシートを使って、今日は4ステップにわけてシートを埋めていきたいと思います。
全体の流れ
全4ステップはこちらになります。
- ステップ①過去の経験の棚卸し
- ステップ②経験ごとに・なぜやりたかったか?・どんな気持ちでやっていたのか?・結果どうなったか?を問う
- ステップ③共通点をみつけ、自分の軸を発見する
- ステップ④企業選びの軸に変換する
ステップ①過去の経験の棚卸し
今回は人格形成に関わるであろう項目を僕なりに厳選してみました。
自己分析本によっては100個以上あるものもありますが、それだとちょっときついので、厳選をしています。
協力して成し遂げた経験
結果を残した経験
挫折した経験
リーダーの経験
サポーターの経験
苦手な人と関わって何かをした経験
何か・誰かから影響を受けた経験
好きな思い出
楽しかった思い出
辛かった思い出
悔しかった思い出
親との楽しかった思い出
親との辛かった思い出
自分の好きなところ
自分の嫌いなところ
◯◯の経験(リーダーの経験等)は、あなたのポジションとしてどんな過去があったのか、◯◯の思い出(楽しかった思い出等)は、感情としての経験を書いてほしく設定しました。
そのため、◯◯の経験は、第三者が絡むときにあなたの感情がどのようになっていったかをメインに考えてほしいです。
◯◯の思い出については、純粋にあなたがどんな感情だったのか?についての深堀りをメインにやっていきましょう。
では、実際に各年齢ごとに、下記の経験・思い出を書き出していきましょう!
例えば、悔しかった思い出について
僕は、姉にベビーカーを乗っ取られたことが脳裏に刻まれているので
それを出来事欄に書きます。
こんな感じですね。
もし中学生時代の項目が多い!という場合は制限せずにあるだけ書きましょう。
ワークシートを用意していますが、項目さえ同じであれば自分のノートとかでやることもできるので、
すべて書き出すということを意識してやっていってください。
詳細に書いたほうがあとでやりやすくはなりますが、まずは項目をしっかり埋めることを目的にするとやりやすいかもしれません。
この経験はどうしてもないなーと思うものは飛ばしてしまっても良いです
ステップ②経験ごとに・なぜ?・どんな気持ちで?・結果どうなったか?を問う
ステップ②では、経験ごとになぜ?なぜ?と深掘っていきます。
「なんでその時に悔しかったのか?」「何が悔しかったのか?」を考えます。
僕の場合は、力及ばず何も抵抗できずにあっけなく取られたことが悔しかったので
それを「なぜ悔しかったのか?」の欄に書きます。
更に、この感情を深堀りします。
抵抗できなかったことがなぜ悔しかったのか?をもう少し考えてみます。
そうすると、「自分でやりたいとおもったことは自分の力で実現したい」という志向が昔からあるなと気づいたので
それを項目に書き込みます。
こんな感じ。
もちろん、なぜ自分の力で実現したいと思ったのか?まで深く考えていって全く問題ありません。
できる限り深く掘ることで、本当のあなたの行動の動機を探ることができます。
ステップ③共通点をみつけ、自分の軸を発見する
次に、書き出したものの中から共通点を発見していきます。
このステップでは、「色々なことを経験してきたけど、◯◯が共通するから、あなたは◯◯という感情が強いんだね!」
ということを言えるために行います。企業の人事が知りたいのはこの部分だったりするので、ここまでくればかなりゴールに近づいてきています。
では、例を踏まえてやっていきたいと思います。
項目を書き出して、各項目を眺めて、似ているものにチェックをつけていきます。
キーワードに対して赤ペンでまるをつけていっても良いでしょう。
僕の場合は、「自分がこうしたい!」と思ったらそれがかなわないのが嫌なわがままタイプということがわかりました笑
これをもう少しまともに書くと、
自分で決めてできるときに喜びを感じ、そうでないときには逆に悔しさや辛さがでる
という共通点を発見できたことになります。
このようにして、全体を眺めて、客観的に自分をみて、共通点を発見していきましょう。
その他にも僕の共通点としては、
・人と協働してなにかを成し遂げたときに一番の喜びを感じる
・単純作業的なことが嫌い
等がでてきました。
自分の素の部分がでてきてしまうからなんか恥ずかしいね…
ステップ④企業選びの軸に変換する
最後は企業選びの軸に変換する作業を行います。
ようやく就活っぽくなってきましたね。
もう一回整理をすると、
自己分析とは、
で、今回はゴールは企業選びの軸を見つけ、「自分がどんな企業に入ればいいか」を明確にすること、でした。
共通点を出したことで、あなたが「好きなもの」「嫌いなもの」がある程度明確になったと思います。
その好きなものが会社を選ぶときには、どういった要素になるか、が会社選びの軸です。
では、変換の方法は例を交えて説明していきたいと思います。
僕が発見した共通点は、
- 自分で決めてできるときに喜びを感じ、そうでないときには逆に悔しさや辛さがでる
- 人と協働してなにかを成し遂げたときに一番の喜びを感じる
- 単純作業的なことが嫌い
でした。これらを仕事内容や社風、どんな場所で働きたいか等に変換していきます。
変換するコツは、「抽象化」です。
つまり、共通点をいくつかのキーワードに分解していくとうまくいきます。
例えば、
↓もう少し深堀り
自分で企画したものについて行動し、成果がでたときは喜びを感じる
↓キーワードを抽出
自由、自走、企画
といった感じです。
共通点を”逆に”言い換えてみたり、似たような意味の言葉を使ってみたりしてしっくり来るキーワードを探してみてください。
キーワードまで来ると、自分が会社でどんなことをしていきたいかが明確になります。
僕の場合は、キーワードから、
- 自由にチャレンジができる環境が良い
- 企画が若いうちからできると良い
- でも、自分でしっかり行動できるようになりたい
という企業選びの軸がでてきました。
そうすると、これらを実現できる企業ってどこか?
となったときに僕はベンチャーという選択肢を選ぶことになりました。
何回も自己分析をやると、たどり着く場所が結局一緒で、自分はやっぱそういう人なのか、と毎回納得します笑
自己分析シートを使うメリット
・フレームワークで整理されたものを行うので無駄がない
・一つのフォーマットで整理されるので見返しがしやすい
全4ステップで自己分析シートを使った自己分析の方法を解説していきました。
今回は、こちらの記事のシートの使い方部分のみを抜粋して書いていっています。
自己分析の意味についても知りたい人は元記事を見ていただけたらと思います。
自己分析シートを使うことで、自分で独自に行うよりも、迷わず、スッキリした形で自己理解にたどり着くとと思います。
ある程度のフレームワークを使うことの最大のメリットは、時間的な余裕があることです。
作業を行うときも、その後に振り返りをする際にもフレームワークに基づいていると時間短縮に繋がります。
一方で、デメリットは、フレームワークを埋めることが目的になりがちです。
そうすると、本来の自己分析の目的にたどり着けなくなることもあるので、時間の余裕ができる分、しっかり自己分析をする意味を考えて繰り返し行えると良いでしょう。