【面接の回答例あり】長所の責任感の強さを自己PRするポイント

yukiyuki

「責任感を自己PRしたい・・・でもどうすればうまく伝わるんだろう・・・」
「責任感ってそもそも自己PRに使っていいの?」


このような不安・疑問にお答えします!

今回は長所×責任感を自己PRする方法をお伝えしていきたいと思います。
就活を始めると必ず通る自己PR。その中でも長所を聞かれることってとても多いですよね?
今回は長所の中でも責任感をしっかりアピールできるようにポイントをいくつかご紹介したいと思います。

記事の信頼性/自己紹介
僕は14卒として、絶対内定を出版しているキャリアデザインスクールへ入り、一日10時間くらい自己分析を半年間行いながら、就活のノウハウを徹底的に学びました。
しかし就活に納得できず、休学を選択し、学生団体・休学インターン・ヒッチハイク・アフリカバックパック等様々な経験をした後、就活に再挑戦。
非常に納得した就活ができ、縁あって今は年間10万人が登録する就活サイトのマーケティングの統括をしています。就活の業界等の知見はある程度持っているため、”後悔のない就活”をモットーに質の高い情報を提供出来ればと思っています。

長所「責任感」の自己PR例

自己PR例


私は必要な要素を客観的に把握し、継続できる責任感があります。
結論から話す
その一例として、4年間続けたバイトの飲食店ホールでの経験があります。
経験を語る
ホールはお店の雰囲気を明るく保つということが仕事だと思っていましたが、
そのためにはスタッフ同士が仲良くなる必要でした。
課題を明確にする
目的のため私は、従業員の誕生日会を毎回開催して親交の場を作りました。
2年間、合計30回もの誕生日会等のイベントを開催することで、
店内が明るくなるともに、離職率が半減、売上も向上するという良い効果があり、店長からの信頼を得ることができました。
具体的な行動と、結果をアピールする
貴社の営業業務では、売上単価が高いため、顧客獲得のためには細かい行動を継続することが大切だと推察します。
独自の企業分析
私は持ち前の継続と責任感をモットーに、大きな目標でもコツコツと行動を続け、結果を出せる人材になりたいと思っています。
未来志向を語る

yukiyuki

こんな自己PRを作るための方法を解説していきます!

責任感は長所として有効なのか

企業が長所を聞く理由

まずは長所を自己PRしていくうえで、企業が求めているものを知りましょう。
それに応じてPR内容を組み立てることで効率的にアピールすることができます。
企業は、長所を聞くときに、

  • 自分を客観的に捉えられているか
  • 仕事に活かすことができるか

を見ています。
長所は、主観的に捉えがちです。
そのためしっかり客観的に自分の長所を把握していることをみせることで、
正しく成長ができる人だという評価がされます。
また、それが実際の仕事で活かせているイメージを面接官に想起させられるかが非常に重要です。
長所を自己PRするときはこの2点を重視しましょう。

責任感は仕事で重要な長所

数ある長所の中で、責任感は仕事においてとても重要な力です。
なぜなら、責任感を持って仕事ができる人は、難しい業務でもしっかり結果を出すまで頑張り切る事ができるからです。
そのため、責任感はアピールするときは中途半端な経験はあまり出さないほうが適切です。
アピールが成功すれば好印象を与えられるが、中途半端なものだと逆にマイナスの評価になってしまうからです。
責任感をアピールするときは、

  • 最後までやり遂げられているか
  • 大勢の中で積極的に引っ張ってきたか

このどちらかには当てはまっていることが必要です。
責任感の自己PRを作る前にこの要素はチェックしておくようにしましょう。

基本の自己PRの型

僕は自己PRの書き方・構成の仕方として、PREP法を推奨しています。

Point  = 結論
Reason  = 理由
Example = 課題と解決プロセス/行動
Point  = 再結論・未来へ

PREPに沿って文章を構成していくことで文章にまとまりをもたせることができます。

PREP法を使って作成した自己PR例


≪初戦敗退に慣れきった80人と変革を目指した3年間≫
”何をしたか”を伝える結論

高校時代にテニス部で主将を務めた。
やるからには、初戦敗退を繰り返すチームを「勝てる集団」に変えたかった。
さらっと意志と”課題”を伝える

そのためにしたこと。
1、主将として圧倒的な成果を残すこと
2、全員が頑張る仕組みを作ること
課題に対しての行動概要

1のために、部活とテニスクラブ計7時間の練習を1日も休まずした。校内戦では3年間150戦無敗だった。誰よりも頑張る姿を見せたかった。
2のために、定期会議で、各月・週・日の明確な練習目標を決め、効率的に技術を身につけてもらった。
課題解決のプロセス

結果として、団体戦で同校初の大会10連勝をし、県ベスト16まで進んだ。
結果やチームワークは、明確な目標と意識の変革から生まれることを学んだ。
結果と再結論

自己PRの書き方は別記事でまとめているので、基本から学びたい人は参考にしてみて下さい。

責任感を自己PRするときの独自ポイント

責任感を伝えるときには、独自のポイントが5個あります。

責任感を伝えるときのポイント


具体的にユニークに伝える
経験を必ず語る
社会人の「責任感」と学生の「責任感」の違いに気をつける
結果を具体的に語り説得力をつける
仕事に活かせる未来を語る

基本の型に加えて、これらのポイントをおさえていくことで魅力的な自己PRが作れるようになります。

具体的に、ユニークに伝える

ただ責任感があると一言で伝えると、社会人からすると「本当かな?」と疑問を持たれてしまいます。
それは多くの学生が自己PRや長所を述べるときに責任感を多く使うからです。
責任感があることはとても良いことですが、それは具体的にどのような責任感があるのかを伝えるようにしましょう。

×⇒私はとても責任感があります!
◯⇒私は、任せられたことは達成するまで歯を食いばってやる責任感があります。

上記のように伝えることで、なんとなくどんな場面でこの人が責任感を発揮するかがイメージできませんか?
責任感の中でもどのような部分が長所なのか具体的に伝えるようにしましょう。

責任感を経験で伝え深く伝えることが重要

責任感を伝える上で、下記のように答えましょう。

私は、任せられたことは達成するまで歯を食いばってやる責任感があります。

それは◯◯の経験から言えます。

だから責任感を長所として私は考えています。

ポイントは、経験を必ず入れることです。経験を入れることで、「本当にやってきた人」「行動ができる人」という説得力がつきます。
「責任感があります!」だけでは人事はとても納得できません。
責任感を発揮したエピソードを間にはさみ、だから私は責任感があるのです!という話し方を心がけましょう。

社会人の「責任感」と学生の「責任感」の違い

例えば、面接でよく聞く回答例として、

「4年間続けたバイトの飲食店ホールでの経験があります。毎日長時間働き、つらい時期がありましたが毎日欠かすこと無く仕事をこなし、店長やスタッフ全員からの信頼を得ることができました。だから私は責任感があります。」

のような内容で回答をしてくる学生がいますが、これは責任感の回答としては間違っています。
何故かと言うと、人事はこのアピールを聞いて、「普通に仕事をしていただけだよね。」と思います。
与えられた仕事をただやっていただけでは、それは人事からすると「普通」のことなのです。
バイトにサボらずに行くということは学生からするとときに「偉い」と思われることはありますが、
社会人では当然のことなのです。
責任感を答える時は、与えられたことプラスアルファで何をしたかをアピールするようにしましょう。
例えば、下記のようになります。

「4年間続けたバイトの飲食店ホールでの経験があります。ホールはお店の雰囲気を明るく保つということが仕事だと思っていましたが、そのためにはスタッフ同士が仲良くなる必要があると感じました。そのため私は、従業員の誕生日会を毎回開催して親交の場を作りました。合計30回もの誕生日会等のイベントを開催することで、店内が明るくなるともに、離職率が半減、売上も向上するという良い効果があり、店長からの信頼を得ることができました。」

このようにプラスアルファを交えて伝えることでただの責任感ではなく、おおきな目標に向かって責任感を持って仕事をデキる人なのだなと人事を納得させる事ができます。

責任感を発揮した結果を具体的に語り説得力をつける

責任感を長所としてアピールするときは、数字等を用いて具体的にどのような結果が出たのかを伝えるようにしましょう。
仕事では常に数字や見えるものの結果を求められます。
その為、具体的にどのような結果がでたのかでその人の長所はどの程度なのかを判断することがあります。
結果として使われる例:

  • 売上が20%向上した
  • 参加人数が前回より10人増えた
  • 全員からありがとうの言葉を色紙で貰った

プロセスを結果のように見せたい場合は、1番インパクトがあるように見せましょう。
プロセスを伝えるときの例:

  • 1000人を巻き込んだ
  • 300時間行動し続けた
  • 3年間続けた

仕事でどのように活かせるかを伝える

エピソードで具体的に長所を伝えることができたら、最後に仕事ではどのように活かせるのかを付け加えましょう。
企業が採用を行うのは、「自社で活躍できる人がほしいから」です。
そのため、責任感を使って仕事ではどのように活躍していきたいかを必ず語るようにしましょう。
ここで注意することは、仕事でどのように活かせるかは、受験企業によって変えることです。
学生さんは企業ごとに変えずに使い回すケースが多いですが、企業研究を怠らず、この会社だったらどんな活躍をしたい
という部分を明確に持ちアピールするようにしましょう。

例文

まだベンチャーである御社では、任せられる業務範囲が広いと思っています。
その為、1つのことをしっかりやりきる私の責任感が十分に活きる場所があると感じ、
御社に入社した際は、責任感をモットーに諦めず愚直に業務に取り組んでいこうと思っています。

短所への言い換えも準備しておく

ポイント以外に忘れがちなのが、短所のカバーです。
責任感がある人は、一方で「一人で悩みを抱えてしまう」「協調性がない」と思われがちです。
そのため、責任感の一方でそれによって生まれる短所を自分の中で明確にし、それに対して
「どのように思っているか」
「短所が悪い方向にいかないようにどのような行動でカバーしているか」
は最低限カバーしておくようにしましょう。
協調性の自己PR方法もまとめているので参考にしてください。