【就活面接】座右の銘・好きな言葉をの答え方

なぜ面接官は「座右の銘・好きな言葉」を質問するのか?

価値観を知りたい

企業は会社に”合う”人材を獲得したいと考えています。
”合う”というのは、能力面でも大切なのですが、それ以上に”同じ考え方を根本で持っているか”を重視します。
そのため、どのような価値観を持っているかを知るために座右の銘や好きな言葉を聞くのですね。

こだわりを持つようになった背景を知りたい

表面上の言葉だけでは、本当にその価値観を持ち続けているのか?がわかりませんよね。
だから、「なぜそのような価値観が形成されたのか?」の部分もセットで答えなければ企業が満足する答えになりません。
「価値観は◯◯です!小さい頃◯◯という経験があって、◯◯と思うようになりました。」のようにいつどのような経験があって、何を思ってその価値観が形成されたのか
が重要な要素
になってくるのです。

座右の銘・好きな言葉はどのように答えるべきか?

結論を端的に伝える

「私の好きな言葉は、一期一会です。その理由は…」のように、まず結論を一言で答える、その後に理由を言うという順序を他の質問より意識をしましょう。
好きな言葉は一言で言うことができるので、結論から言うことができないと人事が「この人は結論から話せないのか」と目立ちます。
結論から述べるようにしましょう。

理由・背景を添える

人事がこの質問で1番聞きたいことは理由・背景の部分になります。
あなたがどのような人間なのか、どのような価値観があるのかを知るためには、理由や背景がないと全く伝わりません。
理由・背景には、

  • 座右の銘・好きな言葉をもとに行動、成果を出した経験
  • その言葉が座右の銘・好きになった経験

語るようにすると良いでしょう。
また、小さい頃の経験であればあるほど説得力は増すでしょう。
1年前から意識している座右の銘だと、少し薄っぺらく感じてしまいますよね。
過去の経験や、あなたの価値観をもう一度思い出して、小さい頃の経験を語るようにしましょう。

選んだ言葉自体は重要ではない

就活中では、「○○と答えてしまったら必ずお祈りされてしまう」という噂のようなものが立ちますが、
好きな言葉を○○にしてしまったから落選してしまうということはありません。
どの言葉を選ぶのか自体は重要ではなく、なぜ選んだのか?の部分に評価のすべてが詰まっています。
何が好きか、よりも何故好きなのか、を追求して考えるようにしましょう。

「特にないです」だけがNG

座右の銘や好きな言葉を聞かれた時に、唯一答えていけないとするならば、
「特にない」です。
面接は面接官の質問の意図を汲み取って答えていく必要がありますので、
意欲がないのかとられてしまうかもしれません。
本当にない場合も、必ず事前準備して何か1つは用意していくようにしましょう。

座右の銘・好きな言葉例

  • 永遠に生きると思って学び、明日死ぬかもしれないと思って生きる
  • 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
  • 良い人生は良い人間関係で築かれる
  • ユニークであれ
  • 一期一会
  • 誠心誠意
  • 明日野郎は馬鹿野郎
  • やらない後悔よりやる後悔
  • 知るは一時の恥 知らぬは一生の恥
  • 努力は全ての扉を開く
  • 人間万事、塞翁が馬
  • 継続は力なり
  • ピンチはチャンス
  • 思い立ったが吉日
  • どんな人からも学べることはある

やらない後悔よりやる後悔の例文

[aside]私の座右の銘は、「やらない後悔よりやる後悔」です。
そのため、行動するか迷った時は必ず行動するようにしていますし、
結果としてもやりきったときに後悔が生まれることはほとんどないと思っています。
大学3年生のときに、海外への興味があり、留学を検討していましたが、結果として金銭面や、
当時の自分の状況に理由を付けて断念をしてしまいました。
そして、その時にとても後悔が残りました。
その1年後、後悔を捨てきれずに、周囲の反対があるなか、休学をして留学に挑戦することを決めました。
状況としては、休学時のほうがリスクがありましたが、結果としては自身の成長にとてもつながり、
一切の後悔がありませんでした。
何かに悩んだ時には、やらない選択肢よりやる選択肢を選ぶことの重要性を感じ、
これは自分の人生で重要にしていこうと思っています。
仕事でも、困難な状況が多く発生すると思いますが、挑戦するか迷ったときにはまずは全力でやってみるという選択をとり、
自分の成長につなげていきたいと思っています。[/aside]

誠心誠意の例文

私が好きな言葉は、「誠心誠意」です。
私は昔から、両親から、人を大切にしなさいという教育を受けてきましたが、
大学のインターンシップでそれがとても大切だと感じることができました。
インターンシップでは、メディアを運営している会社の新規開拓営業として、半年間行いました。
その会社の料金プランは、他者と比べても30%以上割高な価格だったため、
新規営業で訪問した際に断られる確率がとても高い状況でした。
そのため、私は訪問後のフォローが大切だと感じ、各会社に月一でフォロー訪問とフォローメールを行いました。
その時に、なぜその価格では買えないのか等課題点を明確にしていった結果、
導入はしたいものの、フォロー体制がないと導入しづらいという課題があることが発覚したため、
どのようなフォロー体制がほしいのかをヒアリングし、新しいプランを提案させていただきました。
結果として、そのプランを10社以上に売ることができ、月間のみではありますが、
全社MVPを頂くことができました。
この経験から、目の前の状況だけをみて、無理だと諦めるのではなく、相手に向き合い問題を解決していう大切さを知りました。
仕事でもこの誠心誠意という意識を持ち、お客様と関係性を気づいていきたいと思っています。