【面接の回答例あり】長所の「気配り」や「思いやり」を自己PRするときの伝え方

mimi

「気配りできること」や「思いやりがある」ってアピールしても大丈夫なのかな、長所としてみてもらえるかな


なんて不安を覚えたことはありませんか?
今回は長所の中でも気配りや思いやりをアピールする方法をお伝えします。


こんにちは!@かとさんです。
気配りや思いやりは長所のなかでも、ふわっとしていて、伝え方を間違えてしまうと面接官の印象を悪くしがちです。
でも大丈夫!以下から紹介する4つのポイントを守れば今までよりもぐっと心に響く、あなたオリジナルの自己PRを完成させることができます。
その4つとは、

  • 思いやりを具体的な表現で伝える
  • どのような気配り・思いやりがあるのかエピソードを伝えよう
  • 仕事にどのように活かすつもりかを伝えよう
  • 面接での話し方・仕草にも気を配ろう

です。
これからこの4つのポイントについて例文を用いて一つ一つ説明していきます。
是非自分の自己PRと見比べてポイントを抑えられているかをチェックしてみてくださいね!
それでは参ります。

長所で「気配り」「思いやり」を自己PRに使うのは問題ない?

周りで「全国大会出場しました!」「海外のNPO法人で働いていました!」のような経験をしている人たちがいて
自分の長所は本当にこれでいいのか…?という不安を覚えたことがある人は多いと思います。
特に気配りや思いやりは、圧倒的な行動力等より少し劣っている、と感じてしまう場面も多いはず。
しかし、結論としては”全く問題ない!”です。
なぜなら、企業では様々なタイプの人間を採用しなければならないからです。
私の会社でも新卒採用を長年行っていますが、十人十色になるように採用をします。
それは、会社は組織なので、同じ人が100人いる会社では、苦手なことや得意なことが偏ってしまい
うまく組織として機能しなくなってしまうリスクが高い
からです。
仕事ではそれぞれの人に役割という物があります。
面接等の選考に望む時は周りと比べず、「自分はこれで勝負するんだ!」という気持ちを持って望めば、必ず良い結果が返ってくるはずです。
自分を信じて望みましょう!

企業が求める「思いやり」「気配り」の自己PRとは?

実際の例文に入っていく前に、企業の人事が考えていることを整理してみましょう。
人事が考えていることを知らずに闇雲に自己PRをしても何も伝わりませんからね!
人事は、新卒のあなたに対して、以下の視点で評価をどうしようかを考えています。

  • 入社後にいかに活躍できるか
  • 活躍以外にも会社の何かしらのメリットになりそうか

「知ってるよ」という声も聞こえてきそうですが、会社は利益を上げるためにあなたの面接をしています。
しかし、目の前の利益だけを見てしまうと、中途採用のほうが効率が良いのです。
中途人材は実績も十分、教育も要らなければすぐに即戦力として活躍してくれるからです。
では”活躍”の中でも何を求めているのでしょうか?そう、ポテンシャルです。
あなたが歴代で一番活躍できる人材に育ってくれれば会社はあなたを採用して”効率が良かった”と判断できるのです。
新卒採用はいわばその原石探しのようなものです。
人事は、長所や自己PRなどを聞いて、「あなたにどれだけのポテンシャルがあるか、成長の余地があるか」を見ているのです。
あなたは面接に合格するためには、他の人と比べて私はこんなに良い経験をしている、長所があると人事が判断できるように伝えなければいけません。
今日は、それを踏まえて実際に例文をもとにしたポイントを見ていきたいと思います。。

モデルケースを知識として頭に入れる

僕は就活ノートというサービスを絶対的におすすめします。
自己PRをうまく書く際に、実際に先輩や友達が書いたESをみて「何が良いESなのか」を感覚的に把握することが大切です。
でも周りの友達のESだけだと、志望業界や職種が異なっていたり、参考になるものが少ないケースがありますよね。
そのときに就活ノートが役立つのです。
実際に見てもらうとわかるのですが、参考になるESが2000個以上載っています。

実際に通過したES例
就活ノート事例

他者のESを頭に入れることで、これから紹介する書き方についても更に理解を深めることができます。

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登録の項目も1ページで終わりで、少ないので、サクッと登録できます。


思いやり、気配りを具体的な表現で伝える

例:
×「私は思いやりのある人間です。」
×「私は、周りの人に対して気配りができる人間です。」

思いやりがある、気配りができるという長所は、10人いたら2、3人程度はアピールする人がいる項目です。
気配りや思いやりという長所を面接で伝えるときには、具体的にどのような気配り、思いやりがあるのかを伝えることが重要です。
ただ、気配りがある、思いやりがあるというだけでは、「この人と一緒に働きたい、この人は優秀だ」と思わせることはできません。
そのため、気配り、思いやりから更に1段掘り下げてあなたの長所は何に当たるのかを伝えましょう。

例:
◯私は、周囲を俯瞰してみて、困りごとや小さな気付きをして行動することができます
◯私は、組織で孤立している人も巻き込み、全員が幸せな環境になるような行動ができます

上記のように思いやりや気配りを具体的な行動へ変換することでより具体的な表現に変えることができました。
「思いやり」や「気配り」という言葉を使わなくても、どんなところが長所なのか、を考えていけば自然に具体的な表現になります。

仕事で役立つスキルとして認識させる

就活の面接では、面接相手は企業の人事です。
長所を伝えるときには、人事からみて、「優秀だ」と思える長所でなくてはいけません。
基本的に人事は「仕事で活躍することができるのか」をみています。
思いやりや気配りはそれだけでは直接仕事に活きると想像することは難しい長所です。
その為、「仕事で活きるんだ!」と人事へ伝わるようにしましょう。

例:
◯私は、組織の中で、小さな気付きをして組織全体が気持ちよく過ごせる環境作りができます。
◯私は、落ち込んでいる様子や困っていることにいち早く気づき、行動することができます

会社は組織・団体です。長所をアピールするときは、組織・団体に属していたときの話を伝えるようにすることで
人事に納得してもらえます。

どのような気配り・思いやりがあるのかエピソードを伝えよう

例:
私は、組織の中で、小さな気付きをして組織全体が気持ちよく過ごせる環境作りができます。
所属していた大学のテニス部では、私はレギュラーではありませんでした。
大会のときには応援や、裏方の仕事の担当になるのですが、そのときにレギュラーの1人が
いつもと少しプレイ方法が違っていることをきっかけに足の違和感をあることに気づきました。
それを本人に確認し、監督に伝え、試合前に足のケアをしてから試合にでてもらうことになりました。
「ただ言われたことやる」だけでは裏方にまわっている価値はないと思っていたため、
常に周りに目を配り、組織全体が潤滑に動けるように行動していました。

上記のように具体的な事例をつたえることで、「どのような長所をもっているか」にプラスしてどのような人間なのかを的確に伝えることができます。
更にただ「気配りができます」「思いやりがあります」とアピールする以上に、具体的なエピソードがあることで説得力も増すことができます。
必ずエピソードを1つ入れて話すように心がけましょう。
また、この時に注意したいこととしては、「どのように考えて」「どんな行動をしたか」です。

「ただ言われたことやる」だけでは裏方にまわっている価値はないと思っていたため

の部分は、人事が最も知りたい、思考力の部分です。人事はその人独自の要素、オリジナリティを知りたいと思っていますが、エピソードがオンリーワンの要素なのです。
なぜそのように考えて、なぜそのように行動したのか、を必ず入れて、人事に
「それならこの人は思いやりや気配りができても、仕事でも同じ活躍が期待できるな」と納得してもらえるようにしましょう。

仕事にどのように活かすつもりかを伝えよう

具体的な長所と、エピソードを伝えることができたら、最後にそれがどのように仕事に活きるのかを伝えるようにしましょう。
人事の面接の目的は「あなたを採用したいかを判断すること」です。
繰り返しになりますが、採用したいかを判断する指標は、「この人が仕事で活躍できるか」です。
そのため、仕事に置き換えた時に長所をどのように活かすことができるのかを伝えることはとても大切なことです。

例:
私は、組織の中で、小さな気付きをして組織全体が気持ちよく過ごせる環境作りができます。
所属していた大学のテニス部では、私はレギュラーではありませんでした。
大会のときには応援や、裏方の仕事の担当になるのですが、そのときにレギュラーの1人が
いつもと少しプレイ方法が違っていることをきっかけに足の違和感をあることに気づきました。
それを本人に確認し、監督に伝え、試合前に足のケアをしてから試合にでてもらうことになりました。
「ただ言われたことやる」だけでは裏方にまわっている価値はないと思っていたため、
常に周りに目を配り、組織全体が潤滑に動けるように行動していました。
私は、小さな気付きをして、それをもとに行動できるという長所を活かして、
クライアントさんの困っていることに気づき、それを解消しながら信頼関係を気づけるような営業マンになりたいと思っています。

面接での話し方・仕草にも気を配ろう

「私はとても気配りができます!」といっているのに、面接官があなたの話に飽きていたり、話が長いな、と感じているのに気付けないようでは、話に全く説得力がありません。
面接で話すときには、相手がどのような顔をして、今どのような気持ちなのかを感じながら話しましょう。
場面によっては、事前に用意しておいたエピソードを簡潔なものにしてシンプルに伝えるということが求められます。
長所で気配りや思いやりをアピールするからには話している仕草や話し方にも注意しながら話すように心がけましょう。

気配り・思いやりの場面別の自己PR例文

サークルでの「気配り」「思いやり」をアピールする例文

私は組織の中で小さな気付きを繰り返すことで組織の結果改善を促すことができます。
所属していた大学のフットサルサークルでは、副代表として活動をしていました。
総勢100名を超えるメンバーがいたため、普段は全員でコミュニケーションを機会が少ないことが課題ではあったものの
それは仕方ないこととして日々過ごしていました。
しかし、全国大会行きを決める試合で大敗をしてしまい、なにかを変えなければいけないという場面に直面をしました。
様々な声がありましたが、私は副代表として、”全員が目標を共有して一致団結をすること”が一番大切なのではないかと思い
その日からチームを行き来し、何を目指しているかをヒアリングし、代表に共有し、その上で飲み会、定例会議等のコミュニケーションの場を月1の頻度で
作りました。以前は最初に作ったチームで長くやることが重要視されてきましたが、周りと打ち解けることで勝つためのチーム作りを皆が意識し始めました。
結果として、新生チームで全国優勝を果たすことができました。
私は小さなことでも続けることでいずれ大きな力になることを信じて日々活動をしています。
仕事でも、周りを観察し、組織に何が必要かを考えて行動できるビジネスマンを目指したいと思っております。

インターンシップでの「気配り」「思いやり」をアピールする例文

チームの中で縁の下の力持ちになることでチームの力を最大限に発揮させることが長所です。
大学二年生のときに、マーケティングの会社にて半年間インターンシップをおこなっていました。
ベンチャー企業のため、皆の仲はとても良い状況だったのですが、売り方等のノウハウは個人の力を頼っている状態でした。
私が入社したてで困る場面が多いということもありましたが、その疑問を上司に相談したところマニュアルを作成していってはどうかという意見をいただきました。
そこで私は、各社員をランチ等に誘うなどして、”実は何に対して困っているのか”を聞き出し、自分が学ぶと同時にすべてマニュアル化をしていきました。
マニュアルを作っていく中でほぼ使われないものもありましたが、その度になぜ使われないのか、どこが使いづらいのかを適宜ヒアリングすることによって
総務関連で作成したマニュアルが今では会社の標準として使われるようになりました。
私はこのように周りが何を考えているのかを丁寧に聞き出すことで周りをアシストしていくことができると思っています。
仕事においてもこの力を発揮して、組織の縁の下の力持ちとして活躍をしていきたいです。

長所の自己PRをテストしてみる

アピールする項目がある程度できたら、実際に人に聞いたりしながらブラッシュアップをしていきましょう。
しかし、周りの大人や友達にアピールの練習をするのは恥ずかしいという人も多いはずです。(僕もとても恥ずかしかった記憶があります)
自分の近くの人と、逆に自分と全く関係ない人からの客観的な意見をもらいながら自分なりにブラッシュアップをしていくようにしましょう。

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