「行動力って曖昧だからうまく伝えきれないな・・・」
「フレームワークみたいなうまく長所を伝える方法ってないの?」
このような不安を持った方を対象に今回は回答例を中心にご紹介していきたいと思います。
企業が行動力がある人を求めているのは紛れもない事実。仕事の成果に直結するといってもいいくらい重要です。
しかし一方で、”行動力”という曖昧な力を企業はどうやって判断していっているのでしょうか?
今回は、企業の目線からみた、求められる行動力等のポイントをまとめました。
ポイントを抑えてうまく自己PRをできるようにしていきましょう。
長所の”行動したこと”自体は重要ではない
行動力をアピールする例として
- 部活のリーダー経験
- サークルの副部長経験
- 旅行
- バックパッカー
- インターンシップ ・・・etc
人ごとに沢山あると思います。
何をアピールするにしても、やったことがあるというだけで行動力あるね、となりそうですが、そうではありません。
企業は自社に採用する人を決めるために面接を行います。
そのためには仕事で活躍できそうか?という部分を重要視します。
バックパッカーに行ったことがある人=仕事ができる人とは限りません。
それよりもどのような動機でバックパッカーに行ったのかという行動の動機のほうが重要なのです。
行動力をアピールするには、行動量はたしかに重要です。
しかし、「積極的に部活を引っ張っていきました!」「海外留学に行きました」という回答でも
学校のプログラム等で半強制的に留学に行っていたのと
単身で調べて現地学校と交渉等をして留学していたのとでは
圧倒的に人事に伝わる印象が異なります。
人事にアピールするときは、「私の長所は行動力です。大学のときに◯◯をしていました。」という冒頭文になりますが、そこは重要ではないと認識をしましょう。
アピールするときは、「なぜ、行動したのか」「どうして諦めなかったのか、何が要因だったのか」を重視してアピールするようにしましょう。
どのように行動力を発揮してきたのかを具体的に伝える
「◯◯をやりました」と伝えた後はどのように活動をしてきたのか内容を話しましょう。
この時は、あなただからできたんだ!と人柄が伝わるような答え方をしましょう。
「海外へバックパッカーにいきました!」
これではバックパッカーにいったことがある人なら誰でも同じ回答をすることができてしまいますよね。
頑張りました。
努力しました。
の抽象表現はなるべく使わないようにしましょう。
もう少し具体的な事例を出してアピールすることが大切です。
例えば下記のように答えます。
例:
大学2年生の時に海外へバックパッカーにいきました。
学校のプログラムを使うのではなく、現地のリアルなことを知るために、最低限のことだけを調べて時間の許す限り
様々な場所に行くことを重視して行動し、30カ国もの国に行くことができました。
事例を1つ入れただけで、人事へ「この人は他の人よりも行動力がありそうだ!」「自分で考えて行動することができるんだ」
という印象を与えることができます。
また、事例を入れることで、「人柄」や「性格」も同時にアピールできるので、人事が本当に知りたいことを伝えることができます。
行動力を発揮できた要因、動機を示す
事例を用いることで、どのように行動してきたのかを伝えることができました。
次に企業が知りたいのは、「それを仕事でも同じように再現できるのか?」という再現性です。
そのためになぜ行動できたのか?を伝えることで説得力をアップさせましょう。
例:
多くの国に行けたのは、小さい頃から父親から海外の素晴らしさを聞いていたことに対する興味が要因の一つとしてあります。
自分が知らない、見たことがない景色や、人、言語や文化に触れることは私にとってとても刺激的でした。
知らないことを知る、ということがモチベーションとなり、圧倒的な行動量を実現できました。
何がきっかけで行動できたのかを伝えることで、行動の信憑性が増します。更に、上記の例の場合、
「探究心がある」という別の長所も同時にアピールすることができ、「この人は探究心がある環境では、積極的に行動することができる」
という性格的な部分まで想像させることができます。
行動力がどのように仕事に活きるかを述べる
さて、ここまでアピールすることができたら、行動力が実際の仕事でどのように活かせるのかを述べればアピール終了です。
ここが欠如していると、「自分がやってきたことの自慢話」のように企業から仕事への意欲を疑われてしまいます。
例:
私は、多くの国や地域に行ったことで、多人種多国籍の友達を作ることができ、それは私の日々の生活をとても豊かにしています。考えるだけではなく、行動することで道は開け、必ず自分にプラスになることが起きる、ということを学べました。私は、考えるだけではなく、行動することを意識して、スポンジのように知識やビジネススキルを吸収して活躍していきたいです。
面接で行動力を自己PRする回答例まとめ
さて、ここまで書いてきたアピール内容をまとめると下記のようになります。
行動力をアピールするポイントは、
- 行動量も大事だが、行動した動機、思いが大切
- 具体的な例を出して説得力を増加させる
- 仕事にどのようにつながるかをアピールする
です。
この3つを意識してアピールをうまく行っていきましょう!
例:
私の長所は行動力です。
大学2年生の時に海外へバックパッカーにいきました。
学校のプログラムを使うのではなく、現地のリアルなことを知るために、最低限のことだけを調べて時間の許す限り
様々な場所に行くことを重視して行動し、30カ国もの国に行くことができました。
多くの国に行けたのは、小さい頃から父親から海外の素晴らしさを聞いていたことに対する興味が要因の一つとしてあります。
自分が知らない、見たことがない景色や、人、言語や文化に触れることは私にとってとても刺激的でした。
知らないことを知る、ということがモチベーションとなり、圧倒的な行動量を実現できました。
私は、多くの国や地域に行ったことで、多人種多国籍の友達を作ることができ、それは私の日々の生活をとても豊かにしています。考えるだけではなく、行動することで道は開け、必ず自分にプラスになることが起きる、ということを学べました。私は、考えるだけではなく、行動することを意識して、スポンジのように知識やビジネススキルを吸収して活躍していきたいです。