【面接の回答例あり】長所のコミュニケーション能力を自己PRするときの伝え方

コミュニケーション能力を具体的な言葉に落とし込む

例:
×…私はコミュニケーション能力があります!

コミュニケーション能力とは、とても曖昧で抽象的な長所です。
そのため、ただのコミュニケーション能力では、人事は本当なのかな?と疑ってしまいます。
コミュニケーション能力の中でも、「聴く力」「空気を読む力」「話す力」等あなたの長所は何なのかを伝えるようにしましょう。

例:
◯…私は、相手の意見を聞く傾聴力があります。
◯…私は、その場の雰囲気を捉えて、その場に適した行動を行うことができます。

具体的なエピソードを語り、具体性をアピールする

例:
私は、相手の意見を聞く傾聴力があります。
それを活かせた経験として、大学3年生時にインターンシップでトップ成績を獲得した経験があります。

長所を具体化できた後は、それを活かせた経験を具体的に語りましょう。
長所を具体的にできたとしても、あなたと同じような長所をアピールしてくる学生は非常に多いです。
あなただけの長所をアピールするために次に具体的な経験をアピールするようにしましょう。

何を行ったのか行動を具体的にアピールする

例:
私は、相手の意見を聞く傾聴力があります。
それを活かせた経験として、大学3年生時にインターンシップでトップ成績を獲得した経験があります。
3ヶ月の研修期間を経て、初めて1人で商談に行った際、私は業界の人と比べ、知識も経験もないため、
事前に調べてわからなかったことや、実際の現場の声について、積極的に質問をすることを心がけました。

更に、あなたが長所を活かせた経験の中で、具体的に起こした行動をアピールしましょう。
この時に重要なのは、あなたが主体的にした行動をアピールすることです。
受動的に行動したのでは、あなたでなくてもできてしまいますよね。
積極的に活動した経験や、あなたが中心または、あなただからこそできた行動を語りましょう。

なぜそう思ったかを伝え、説得力を上げる

例:
相手に営業する立場として、質問を多くすることは、恥ずかしいという部分もありましたが
知ったかぶりをして受注を逃すより、相手に全力でぶつかっていって、なぜ受注できなかったかを明確にすることで
自身の成長につながると思ったため、相手に積極的に聞くというのはとても重要だと考えていました。

行動経験を述べた後に、「なぜそう思ったのか」を語るようにしましょう。
人事が面接で知りたいことは、「自社に入社したらこの学生は活躍することができるのか」です。
そのために人事は仕事で同じように再現できるかを見ています。
再現性を測るためには、あなたがどのようなことに価値を感じるか、どのようなことでモチベーションが上がるのか
等あなたが思っていることを知りたいのです。

長所以外の面接でもそうですが、「あなたがどう思ったか」を積極的にアピールするようにしましょう。

客観的にアピールできる結果と学びをアピールする

例:
結果として、インターン学生の中では50人中1位を獲得し、
受注金額では、社員平均の140%を達成することができました。
私は、この経験から、自分がどう思うかではなく、相手がどう思うか、相手は何を知りたいのか等
相手主体で物事を考え行動することの大切さを学びました。

行動の結果をアピールするときは、客観的な指標を入れるように心がけましょう。
上記の例では、「50人中1位」「140%」のように、数値や他者との比較という要素を組み込むと
客観的な指標になりやすいので、意識してアピールするようにしましょう。
また、結果がそこまで飛び抜けていない場合は、学びの部分でのアピールを多くとりましょう。
あなたが経験からどのような学びをしたのかに加えて、どのようにしたら良かったかという反省も一緒にアピールすることが重要です。

最後に、仕事にどう活かしたいかを説明する

例:
御社の仕事では、受注金額が多い商材を扱うため、何回も商談を重ねて受注するケースが多いと思います。
私はこの傾聴力を活かして、相手が何に困っているか?を追求して的確な商品やサービスを提供できる
営業マンになっていきたいです。

最後に、仕事にどのように活かせるかを述べましょう。
繰り返しになりますが、人事は「仕事で活躍することができるか」を見ています。
そのため、あなたが仕事でどんなことをしたいのか、どのように働きたいのかを知りたいのです。
必ず面接する会社の仕事に置き換えて、あなたの長所がどこに活かせるのかを最後にアピールするようにしましょう。

例文まとめ

私は、相手の意見を聞く傾聴力があります。
それを活かせた経験として、大学3年生時にインターンシップでトップ成績を獲得した経験があります。
3ヶ月の研修期間を経て、初めて1人で商談に行った際、私は業界の人と比べ、知識も経験もないため、
事前に調べてわからなかったことや、実際の現場の声について、積極的に質問をすることを心がけました。
相手に営業する立場として、質問を多くすることは、恥ずかしいという部分もありましたが
知ったかぶりをして受注を逃すより、相手に全力でぶつかっていって、なぜ受注できなかったかを明確にすることで
自身の成長につながると思ったため、相手に積極的に聞くというのはとても重要だと考えていました。
結果として、インターン学生の中では50人中1位を獲得し、
受注金額では、社員平均の140%を達成することができました。
私は、この経験から、自分がどう思うかではなく、相手がどう思うか、相手は何を知りたいのか等
相手主体で物事を考え行動することの大切さを学びました。
御社の仕事では、受注金額が多い商材を扱うため、何回も商談を重ねて受注するケースが多いと思います。
私はこの傾聴力を活かして、相手が何に困っているか?を追求して的確な商品やサービスを提供できる
営業マンになっていきたいです。