長所の協調性を自己PRするときの伝え方【面接の回答例あり】

こんにちわ!面接等で協調性をアピールしたいけれど、
「今のままでいいのかな…」「このアピール内容であってるのかな…」と不安になっていませんか?
でも大丈夫です。企業がなぜ協調性を評価しているのかを知り、自分が持っている協調性のエピソードをうまく組み立ててアピールすれば
必ず企業にあなたの良さを伝えることができます。
今回はその2点についてご紹介していきます。

記事の信頼性/自己紹介
僕は14卒として、絶対内定を出版しているキャリアデザインスクールへ入り、一日10時間くらい自己分析を半年間行いながら、就活のノウハウを徹底的に学びました。
しかし就活に納得できず、休学を選択し、学生団体・休学インターン・ヒッチハイク・アフリカバックパック等様々な経験をした後、就活に再挑戦、実績としては10選考7社内定を獲得しました。
縁あって今は年間10万人が登録する就活サイトのマーケティングの統括をしています。就活の業界等の知見はある程度持っているため、”後悔のない就活”をモットーに質の高い情報を提供出来ればと思っています。

協調性の自己PR例文

本日はこの例文をメインに解説をしていきます。

最終的な完成例文

私の長所は協調性です。私は、意見が対立したとき等に間に入って調整する「潤滑油」のような存在です。
結論を語る。ユニークな言葉で興味を引く。
3年間所属していたテニスサークルでは、「テニスの上達を優先として考えているチーム」と「仲良く楽しくやりたいチーム」とで対立することが度々ありました。
理由を説明するために課題を語る。
そのときに、私の意見を押し通すよりも、皆がまず仲良くなり、フラットな話し合いをできる環境を作ることが大切だと感じ
間に入ってお互いの意見を聞き、納得と第三者としての所感を伝えていきました。
結果としてお互いの考えに対して勘違いをしていた部分が発覚し、お互いに対して謝罪があり、意見を聞くようになりました。
その後皆が仲が良い環境ができ、練習の効率も飛躍的に向上し、校内の大会でも優勝を果たすことができました。
課題解決のプロセス。その結果を語る。
この経験から、全体を俯瞰してみて、全体がどのようにしたら皆にとって良い状態になるか、を考える重要性を学びました。
この経験を活かして、仕事では、自分の仕事だけで手一杯にならずに常に周りをみて組織として結果を残せる人材になりたいです。
経験として何を学んだか、未来へどう活かせるかを語る。

ポイントを押さえれば誰でも経験を最大限活かした自己PRを作ることができます。

yukiyuki

ポイントをしっかり理解して使えるために、企業が何を評価するのか?から説明していきます!

なぜ企業は協調性を大切にするのか

長所をアピールしていく中で、まずは相手の企業がどんな協調性ならば”良い”と判断するかの基準を明確にしなければなりません。
協調性は大切だと扱う企業は多くいます。しかし、なぜ企業は協調性を評価するのでしょうか?
ズバリ答えは、「企業に入社後長くたくさんの活躍をしてほしい」ため協調性を評価します。
企業は活躍してくれる人を採用したいと思っています。
そのため、仕事において、あなたがアピールしていく協調性が活かせるのかを基準として判断していくことが多いでしょう。アピール内容を考えていくときに参考にしてみて下さい。
協調性が仕事においてどのように活きるのかの例を2点ご紹介します。

他人と関わりながら仕事をすることに期待している

仕事を行っていく中で絶対に外せない要素の一つが人です。
社会人になると、社内だけではなく社外の人たち、取引先、年齢や正確も様々な人達と同時に仕事をしなければいけません。
協調性があることで、それらの人たちと円滑にコミュニケーションを取ることができ、更にはそれによって結果に直結していくこともあります。
それだけ周りの人たちとうまく関わることができる人は重宝されているのです。

離職につながらずに活躍することに期待している

リクナビネクストの調査では、
離職の原因の1位は”上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった”、3位は”同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった”です。
共にコミュニケーションがうまく取れていれば避けられた内容になっています。
私は多くの会社さんの採用を見ていますが、”社風と合うのか”、”長く続けてくれそうか”という部分をとてもシビアに見ています。
そうした中で誰とでもコミュニケーションをうまくとることができるということはすごい武器になるのです。

協調性を噛み砕いてキャッチーに伝える

ではここからは具体的にどのようにして協調性を伝えていくかをご紹介していきたいと思います。
協調性は、10人いたら2〜3人程度はアピールする人がいる非常に多くの人がアピールする項目です。
そのため、ただ協調性があるというアピールでは、企業へ「この人はすごい!」と伝わりません。
そのため、協調性から更に1段掘り下げて協調性の中でもあなたの長所は何に当たるのかを伝えましょう。

私は、意見が対立したとき等に間に入って調整する「潤滑油」のような存在です。

上記のような伝え方をすると具体的な場面が想像できると思います。
そしてあなたの人柄がなんとなく想像できるようになります。
キャッチーな文言を考えて伝えることで、差別化ができ、かつ具体的な内容が伝わるのです。
他にも、協調性を言い換えられる言葉は沢山あります。

  • 誰よりも場の空気を読める協調性
  • 間に入り、場をまとめるパイプ役のような協調性
  • 積極的にコミュニケーションをとり場を和ます協調性

等沢山の例え方があります。
一歩掘り下げた協調性をアピールするようにしましょう。

長所を自己PRするときの型

僕は、自己PRを組み立てるときに、PREP法という文章の型を使うことを推奨しています。
PREP法とは、それぞれ英語の頭文字が取られており、通常のものを少し就活版に置き換えると、
下記の様に定義できます。

Point  = 結論
Reason  = 理由
Example = 課題と解決プロセス/行動
Point  = 再結論・未来へ

今回の協調性の自己PRについても、このPREP法に従った順番を組み立てていくことでまとまりのある文章を作ることができます。
詳しい自己PRの基本の書き方は別記事で書いているので基本を学びたい人はそちらを参考にして下さい。

協調性独自のポイント

具体的なエピソードや事例から協調性をアピールする

私の長所は協調性です。私は、意見が対立したとき等に間に入って調整する「潤滑油」のような存在です。
3年間所属していたテニスサークルでは、「テニスの上達を優先として考えているチーム」と「仲良く楽しくやりたいチーム」とで対立することが度々ありました。
そのときに、私の意見を押し通すよりも、皆がまず仲良くなり、フラットな話し合いをできる環境を作ることが大切だと感じ
間に入ってお互いの意見を聞き、納得と第三者としての所感を伝えていきました。

上記のように具体的な事例をつたえることで、キャッチーな言葉であなたが「どのような協調性があるのか」を伝えることにプラスして
どのような人間なのかを的確に伝えることができます。

更にただ「協調性があります」とアピールする以上に、具体的な話があることで説得力も増すことができます。
また、この時に注意したいこととしては、「どのように考えて」「どんな行動をしたか」です。

私の意見を押し通すよりも、皆がまず仲良くなり、フラットな話し合いをできる環境を作ることが大切だと感じ
の部分は、企業が最も知りたい、思考力の部分です。この部分がその人独自のオンリーワンの要素なのです。

なぜそのように考えて、なぜそのように行動したのか、を必ず入れて、企業に
「それならこの人は協調性もあるし、仕事でも同じ活躍が期待できるな」と思わせられるようにしていきましょう。

チームや団体、組織に属していたときのエピソードを使う

協調性とは、1人では成り立たず、組織や団体に所属しているときに発揮できる長所です。
そのため、1人で行った行動より、周りを巻き込みながら、もしくは周りを説得したり、助けたりして
組織や団体全体を改善したエピソードが最適
です。
協調性を長所としてアピールするときは、あなたの今までの経験から「皆で何かをした」経験を企業にアピールするようにしましょう。

結果と何が仕事に活きるのかを述べる

長所をアピールするだけでは、企業に良い人材だと思わせることができません。
協調性という長所があったことで、どのような結果が生まれ、そこから何を学んだのか、どのように仕事に活かしたいと思っているか
が企業が1番知りたい情報です。

短所の「流されやすい」に対してのカバーしておく

長所には必ず短所が表裏一体であります。
協調性は長所である一方で、「周りの意見を聞きすぎる」「流されやすい」といった短所があると捉えられます。
結論としては、具体的に補う行動ができている、客観的に短所を認識できていればOKです。

企業の面接官は長所をメインにみますが、短所があまりにも強く出すぎていると採用を敬遠しがちです。
そのため、ES自体には必ず書かなくても良いですが、自己PRを考える段階で必ず来る質問として、
「協調性の裏返しの短所に対してどう考えているか?」の回答を用意しておくようにしましょう。

短所の補い方の例


協調性がある

一方で周りに流されて失敗してしまった経験がある

だからある程度許容する範囲を決めている。それを超えた時は結果を出すために自分がリーダーシップを取るようにしている

長所「協調性」の自己PR完成例文

最終的に完成した例文

私の長所は協調性です。私は、意見が対立したとき等に間に入って調整する「潤滑油」のような存在です。
3年間所属していたテニスサークルでは、「テニスの上達を優先として考えているチーム」と「仲良く楽しくやりたいチーム」とで対立することが度々ありました。
そのときに、私の意見を押し通すよりも、皆がまず仲良くなり、フラットな話し合いをできる環境を作ることが大切だと感じ
間に入ってお互いの意見を聞き、納得と第三者としての所感を伝えていきました。
結果としてお互いの考えに対して勘違いをしていた部分が発覚し、お互いに対して謝罪があり、意見を聞くようになりました。
その後皆が仲が良い環境ができ、練習の効率も飛躍的に向上し、校内の大会でも優勝を果たすことができました。
この経験から、全体を俯瞰してみて、全体がどのようにしたら皆にとって良い状態になるか、を考える重要性を学びました。
この経験を活かして、仕事では、自分の仕事だけで手一杯にならずに常に周りをみて組織として結果を残せる人材になりたいです。