【面接】あなたの将来ヤリタイコトはなんですか?

よくある面接シリーズ。
「え、やりたいコトなんてないけど…」「この会社に合わせたこと言わないといけないのかな…」
色々な悩みが出てくる質問の一つだと思います。
人事の人が何を思っているのか?自分の考えをどうまとめていけばいいのか?
迷いがちですが、本質に立ち戻ってみるとブレずにこの質問に答えていくことができます。

なぜ人事はこの質問をするのか?

今のことだったり過去のことだったりをメインに聞いてくる会社が多いですが、
なんで未来のことを聞かれるのか?
これは、「志向性」を問われる質問です。
正直会社に入ってしまったら過去のこと等はあまり関係ありません。
テニスで全国1位になったからって仕事ができるなんて限りませんよね?
だからこの人は何をしたいんだろう?うちの会社にはいる意味ってあるのかな?を気にして聞いてきます。
やりたいことと、その会社との方向性が間違っていないか、の確認作業ですね。
やりたいことが、事務職の面接で、営業やりたいです、といったら面接官は「???」となりますが
そこにいかに納得できる要素があるかどうかが重要になってきます。
私の友人で実際に事務職の面接で堂々と営業をやりたいです!と言って内定を勝ち取った人もいました。笑
だから、やりたいことは曲げずに、それをいかにしてその会社で達成できるか、に注力して考えていくようにしましょう。

何を答えたら正解なの?

相手を納得させてしまうくらいの熱量を

人それぞれ答え方にはそれぞれの正解があるので、面接に正解はありませんが、あえて何が正解なの?と聞かれたら
私は、”本当にやりたいことを熱く言えること”が一番重要だと思います。
結局、面接官に「こいつは何かやってくれそうだ!」と思わせてしまえば勝ちなのです。

期待感が大切

もちろん、過去やってきたことが未来に強く結びついている場合は説得力が格段に増しますが、
(例えば、テニスで全国大会で1位になったので、今度は世界で1位になりたいです。にようなもの)
ビジネスというフィールドで過去と結びつきが強い、
「今まで営業を3年間していて成績は◯◯だったので、今度は貴社で××な成績を残せるように頑張っていきたいです。」
という風に具体的に応えられる人はそうそういません。
だからこそ、「期待感」がとても大事なのです。
自分はこれがしたいんだということを自信を持って語るようにしていきましょう。

本当のことを言ったら落選してしまうのでは?

目的を考えてみましょう

これを気にして本当のことを言わない人が本当に多いなと思います。
これに迷っている人は、面接を受ける目的を考えてみて下さい。
私は面接を受ける目的は、
「自分が本当にいきたい会社に内定をもらうこと」だと思います。
先程書きましたが、将来何したいかの質問は「会社との志向性のする合わせ」です。
そもそも本音ではない志向性と会社の志向性があってしまったら、
入社してから色々とやりにくいこと、不満が溜まりやすくなって長期的に見ると早期離職につながりやすくなってしまいます。

重要なのは自分がどうしたいか

リクナビが離職原因のランキングを出しています。
上位は会社の”環境”に対しての不満が多いです。
これはどのランキングを見てもだいたい同じランキングになります。
引用元:http://next.rikunabi.com/01/honne2007/honne2007_01.html
理由は、入社してからは、実際に良い環境があるかよりも、その環境に対して”満足感”が得られているかどうか、だからです。
志向性があっていない状態で入社すると、どうしても◯◯がないと嫌だ、のような環境のせいにしがちになります。
裏を返せば、将来◯◯をやりたい、そのためにこの会社にいるという部分で志向性があっていれば、
何かあったときも、「自分は◯◯をやりたくてこの会社に入ったのだから、気にならない」という考えにもっていくことができます。
自分が「本当にいきたい会社=自分が仕事で幸せになれる会社」ということを意識して、
本音で望んで、落選したらその時は自分にはこの会社は合わなかったんだ、とある程度割り切っていくことも大事な要素の一つです。

ヤリタイコトがなかったら…

ヤリタイコトがある人のほうが少ない

これも相談を乗っているとよくあることです。
でもこれは普通です。
私は、具体的にヤリタイコトがある人は全体の2〜3%くらいだと思います(筆者の勝手な推測ですが、実際そのくらいだと思います。)
だからまずはヤリタイコトがなくて絶望するのはやめましょう!

消去法で考えていく

じゃあどうしたら良いの?と聞かれた時におすすめするのが「ヤリタクナイコトを考える」ことです。
みなさんヤリタイコトはないけれど、ヤリタクナイコトはあるという人が大半です。
「営業はやりたいのかわからないけど、経理や事務はやりたくないです。」
「出世したいわけではない」
「ルーチンワークは嫌だ」
等おそらくヤリタクナイコトはきっとあるはずです。
まずはこれを上げてみて、それぞれ”なぜそう思うか”を考えるようにしていくと考えがクリアになっていきます。
ルーチンワークは嫌だ⇒飽き性だから、もう少し目立ちたい、役に立っているという実感を味わいたいから⇒表舞台で活躍できる企画営業をやりたい
とここまでうまくいくかはわかりませんが、自分がヤリタイコトを見つけるきっかけにはなると思います。
是非やってみて下さい!

言いたいことを言う時の組み立て方

重要なことはシンプル

基本的には自己PRだったり、志望動機等と同じ答え方で問題ないと思います。
意識することは、

  • 結論から言うこと
  • その理由・根拠を言うこと
  • 会話をすること

3つです。
結論から言うことは、良くいわれますが、緊張したり、自信がなかったりするとどうしても結論を後ろにもっていきがちです。
はっきり「私のしたいことは◯◯です」と答えられるように練習していきましょう。
2つ目は、自分のしたいことが本当に実現できるのか相手に納得させるために根拠や理由を言うようにしましょう。
ここが結構難しく、中々自信を持って言うことができる人が少ないなという印象です。
ここでは、ヤリタイコトとデキルコトがしっかり結びついているかのロジカルな部分が求められたりもします。
「とにかく元気なのでできます!」だったら誰でも言うことができますよね?
だから、具体的なあなたの経験だったり、考えを語るようにして、面接官を納得させられるような答えかたを考えましょう。
あともう一つ、ここでは”納得させる”ということが目的です。
だから、話の内容だけではなく、話すときの雰囲気や、話すスピードや間を意識することも大切です。
「私は冷静に物事を判断できるので、、」と言うときに慌ただしく話したりしていたら面接官も「本当かな…」と思ってしまいますよね。
落ち着いて雰囲気を意識しながら話すようにしていきましょう。

結局コミュニケーションが大切

3つ目は一番大事かもしれません。
自分の話をしなきゃと思ってずっと一方的に話してしまうことは学生さんで本当によくあることです。
何度もしつこいですが、目的は”面接官を納得させること”です。
相手が何を聞きたいかをちゃんと把握せずに自分が一方的に話してしまったら、
相手が聞きたいことを話せる可能性が下がります。
結論から話して短めにまとめる。そして相手からの質問を待つ、これを基本的な形として面接に望むようにしましょう!