【面接】大学ではどんな勉強をしてましたか?の質問を乗り切るための組み立て方

「勉強って言っても、ほとんど飲んで、遊んで過ごしてたし…」
面接で勉強について聞かれたらこんな言い訳をしたくなってしまうあなた!今日は組み立て方について書いていきます。

こんにちわ!yukiです!
勉強についての質問はよく聞かれる質問の一つ。もちろん対策はしようと思っているんだけど、
「そもそも喋るネタがない…」
なんてことが本当によくあると思います。

「自分が1番楽しかった勉強について話しみな!」
「今から勉強を初めてそれを話せば大丈夫!」

などいろいろな対策が世の中には溢れていますが、、、
「でも、ないものはない!」これが私の結論です。
ないから、自分をなるべく正直に見せる。その上で相手(面接官)に信頼してもらう方法が1番の合格への近道です。

そこで今回は、勝つためには敵を良くしれ!ということで
面接官の考え方を知って、どんな考え方で話せば良いのかを書いていきます。

相手の気持ちを知らないで面接に挑むことは、
まさに飛んで火に入る夏の虫状態…です。
「あーこいつはしっかりしてるな」面接官にそう思わせられるようにしっかり対策をしていきましょう。


大学ではどんな勉強をしてましたか?面接官の意図

面接官が「勉強ができるか」をどれだけ求めているかは企業規模・業界・職種・求めている人物像で大きく異なってきます。
しかし、共通しているのは、「将来、うちの会社で活躍してくれる人がほしいな」ということです。
おおげさに言えば、勉強ができなくても仕事ができればいいのです。

また、面接官も人なので、「この学生と話していると楽しいな」「信頼できる学生だな」のような気持ちで判断してしまうことが多いのです。
だから、ただ事実を伝えるのではなく、面接官はこんなことを考えているのかな?と想像しながら答えるようにしましょう。

勉強を頑張れるかを知りたい

学生の本業は学業!という人もいますが、基本的に勉強はできない人、よりはできる人、のほうが評価は良いです。
社会人になると、どうしてもはたらく業界のこと、職種のことで勉強しなければならない瞬間が必ずきます。
その時に勉強を全くできない、頑張れない、となると会社としては損失です。
ずば抜けてできなければいけないわけではありません、いざとなったら学ぶことができる、最低限の意欲があるかどうかを知りたいのです。

真面目さを見極めたい

多くの企業の採用要件に入っているのが、真面目な人かどうかです。
しかし、全てのこれに対して言えることは、真面目過ぎてはいけないことです。

とがった部分があることはいいことですが、真面目過ぎてコミュニケーションがとれない、となっては企業も採用しづらくなります。
入社して初めての上司が、勉強はできるけどびっくりするくらい真面目で、融通がきかない頑固上司だったらなんか嫌じゃないですか?
基本的に会社も「人」が集まっているのです。
サークルだけやっていて勉強は一切やっていませんでした!というより、サークルもやっていたが、勉強もしっかりやっていた、のようにバランスがとれた状態かどうかを見極めたいのです。

業務に生きなければ意味がない

勉強したことを話す時は、仕事で活かすことができるのか?を客観的に見て判断していきましょう。
話すポイントをまとめます。

  • 結論から話す
  • 抽象度を気をつける
  • 仕事にどうつながるか考察を言う

『結論から話す』
これはみなさん面接の話し方を考える時に良く出てくる内容だと思います。
人は結局最初と最後に言ったことが最も印象に残ります。
自分が何を良いたいのか?を端的にまとめていうようにしましょう。

『抽象度を気をつける』
勉強してきた内容は、相手に合わせて抽象度を考えましょう。
例えば、「AIの研究をしていました!」と営業職の面接で発言しても、どのように活きるのか?が伝わりません。
一方で、「AIの研究をしていましたが、その中で物事を論理的に考えて日々やるべきことを考えて実行することを学びました」
というように説明すれば、
「研究自体ではなく、研究を通して営業職で役に立つことを学んだんだ!」
というように納得してくれます。
相手に合わせて、何を学んだのか?を明確に伝えるようにしましょう。

『仕事にどうつながるか考察を言う』
結論として、仕事に活きる要素がなければ魅力的な回答、とはならないでしょう。
学ぶだけではなく、学んだことでどのようなことに今後つながるのか?
を自分なりに考察をして、伝えるようにしましょう。

勉強してない…そんな時の対処方法

さて、1番気になる、「対処法」についてです。

面接をしていて、
「勉強してましたか?」という問いに、「はい!していました!」
と答えてくれる学生さんはわりといるのですが、、、中身がないことが多いです笑
それだったら正直に「やってないです!!」のほうが面接官としては逆に気持ちよかったりします。
とはいえ、勉強してないですだけでは、やはりマイナス評価になります。
何かしら意図があって、考えて発言することが必要なのですが
私が面接をしている中で、「この答え方は分かりやすかったな」というものを紹介したいと思います。

大学の生活を通しての成長を語る

所属してきた学部の専門知識はなくても、大学に在学したことで学んだこと、成長したことは必ずあるはずです。

お酒にハマった学生の話

昨年の採用のときに、こんな学生がいました。
「勉強、してこなかったです。正直卒業できるか単位も危ないくらいなので…。」

ここまでだけ聞いてみると微妙ですが、、、この後面白い話をしてくれました。

「学校には全然いっていなく、バーの店長をずっとやっていました。お酒がものすごく好きなので、お酒周りの知識は誰にも負けないと思います。
学校の授業は受けずに、お酒の勉強だったり、資格試験を受けたりしていました。
バーに来る社会人の方が多業種で、社長さんも多くいらっしゃっていたので、お酒を教えてあげると喜んで頂けて、いろいろなパーティ等に招待してもらいました。
そのおかげで、色々な方に出会えて、お話できて、社会勉強という意味では大学では勉強できなかったことを学んできました。」

この学生は、大手人材系の内定を無事に獲得していました。
”勉強”は座学だけではないので、「私はこんなことに興味があったから、それを追求していきました!」なんてことも立派な勉強だと思います。
大学の勉強をしていないということが逆に他の勉強のほうが”価値がある”と自分で判断しているところが良いなと思いました。

他にも、

  • 外国語学部に所属したことで多くの外国人と生活を共にして価値観や文化の多様性を学べた
  • 海外にいながらいかにして単位をとるか?を考え、効率的に勉強する力を身に着けた

なんて面白い例もたくさんあります。
「勉強」というとなんだか堅苦しい難しいものになりがちですが、
勉強以外にも以外にも体験として学んだことを話すことも選択肢としてはとても面白いなと思います。

それでも面接でのネタがない時

視点を変えて勉強してきたことを回答する…「いや、そんな素晴らしい経験なんて私はしていない!」と断言できるあなた!
ありますよね…。就活中は特に、人と比較して、自分の経験ってちっちゃいな、劣っているな、と思ってしまうことがよくあると思います。
そんなあなたにも、対策を伝授したいと思います。

今から勉強する

大切なのは、自分をどう見せるか、です。
何を探しても学んだことがない、何もない、と思ったら、今からでも行動して学びに行くことが大切です。
面接官からすると、何もしていなくて言い訳をしようとしているのと(自信がないときに目が泳いだりすると本当にすぐわかります)、今の自分を認識して
変わろうとしている人では、大きな差があります。0と1は何十倍しても追いつかない差があるのです。

「では、どんな行動をしたら良いのですか?」

この質問もあるかと思います。
これに良くある回答が、

「何でも良いから自分が思ったことをやってみればいいんだよ」

という答えです。
これは私は正しいと思います。自分が好きなことだったり、興味があることに対して何か行動しておけば、後でなにかしらにつながることが非常に多いです。

でも

それでは行動できない人もいる、というのも現実だと思います。
ではどうすれば良いのか?

「はたらくについて真剣に考える行動をする」です。
具体的には、企業の説明会にとにかくいく、OBOG訪問をしまくることです。
中でも1番良いのが、「インターンシップにいくこと」だと思います。
まずは何をしたら良いかわからないという就活生の方は、インターンシップにいってください。
はたらくを間近でみることで「学ぶ」ことは確実にできます。

実践的なインターンシップを選ぶべき。

そうなると今度はどんな企業のどんな内容のインターンシップに行くべきか、です。

選ぶべきポイントは3つあります。

  1. ベンチャー企業を選ぶ
  2. 3日以上1日5時間以上を選ぶ
  3. 実践的なインターン選択する

まず一つ目の『ベンチャー企業を選ぶ』
今回は面接で、勉強してきたことを話すことが目的です。
そのためには、より他の人が経験をしていない内容を選ぶことが重要です。
大手企業の1DAYインターン等はとても多くの人が参加をしています。
それでは差別化につながらないので、あえて会社規模が小さい、会社全体を見渡せるようなベンチャー企業を選びましょう。

二つ目の『5日以上1日5時間以上を選ぶ』
インターンシップは1日のものから数年間のものまで多種多様です。
短いものでは、学んだことは断片的になりがちです。
例えば、「テレアポ営業をやったことで、テレアポの大変さを学んだ」ではとても浅い内容です。
面接官には、「大変だった」ということしか伝わりません。
テレアポから実際の商談、契約までを体験することができると、
「テレアポ営業をやったことで、大変だがとても重要な作業だということがわかった」
という学びに変わります。
複数の種類のインターンに参加していくことも大切ですが、
「学び」を第一の目的とする場合は、確実に長期インターンを選択するようにしましょう。

三つ目の『実践的なインターン選択する』
二つ目の学びを深くするというところに関連しますが、「すべて任せてくれる、責任が大きいインターン」をすることが重要です。
長期間のインターンをやったとしても、ずっと同じ作業をしていては学びが少なくなります。
より多くの仕事を経験することで、仕事全体を見渡すことができるようになります。
長いだけではなく、幅広く関われる実践的なインターンを選択するようにしましょう。

まとめ

ここまでつらつら書いてきましたが、
勉強してきた経験があるよ、という人は、

  • 結論から話す
  • 抽象度を気をつける
  • 仕事にどうつながるか考察を言う

勉強してきたことがない、、という人は、

  • 勉強以外での”経験”から学んだことを言う
  • それでもない場合は、インターンシップに行って、学びを得る

ということになります。

就活では、その会社に入りたい、という気持ちがとても大切です。
その上で、何事にも好奇心があることはとても重要な要素になってきます。
あなたも大学生活を送ってきた中で興味があったこと、成長したなと思った瞬間がどこかにあるはずです。
ない場合は作ればいいのです。
選考を通過するためでもありますが、もっと先に自分自身がより良い社会人生活を送る上で勉強はとても需要です。
是非色々な視点で考えてみて下さい。

組み立てたら実際に話してテストしてみる

アピールする項目がある程度できたら、実際に人に聞いたりしながらブラッシュアップをしていきましょう。
しかし、周りの大人や友達にアピールの練習をするのは恥ずかしいという人も多いはずです。(僕もとても恥ずかしかった記憶があります)
僕が学生のときはちょうどニクリーチ等のOB訪問ツールや、
実際にパーソル等の就活面談(今は東京お仕事センターという東京都が設置した面談システムみたいです)をしてもらいながら自分の考えをブラッシュアップしていきました。
自分の近くの人と、逆に自分と全く関係ない人からの客観的な意見をもらいながら自分なりにブラッシュアップをしていくようにしましょう。