【ES】熱意?ロジカル?挑戦したいことを教えて下さい

挑戦したいことを聞く意図

新卒採用では、中途採用と異なり、学生が未来にどれだけ成長しそうか?という視点で採用活動を行います。
良く言われるポテンシャル採用です。
この採用では、未来への熱意や、具体性が求められます。
挑戦したいことは、まさにこのポテンシャル、熱意を測る質問になります。
この質問であなたの仕事や業界への熱量を見られるのです。
書き方を工夫して人事にしっかり伝わるものにしていきましょう。

まずは挑戦したいことを書く

まずは結論を書くことが何よりも大切でしょう。
そしてこの結論がとても大切です。
なぜか、大手の選考官であれば、合計で何万ものエントリーがきます。
毎回全て読んでいたら時間がいくらあってもたりません。
ある人事は1枚にかける時間は2秒と言っていました。
まず何をしたいのかを簡潔にかつ具体的にかけるようにしましょう。

  • 1年以内に全営業で1番になること
  • 3年でフルスタックエンジニアになりたい
  • 2年で独立できるスキルをつけたい
  • ポイントは簡潔さ、具体性、期限、です。
    営業で1番になるというだけでは皆言えることです。
    期限を設けることでどうやってやるのかな?なぜそう思うのかな?と人事の興味をひくことができます。

    その理由を書く

    目標は100人いたら80人くらいは同じ種類のことを言います。ここで他の人との差別化をはかるようにしましょう。

    過去のことを書くとまとまる

    過去の経験を書くと比較的うまくかけます。
    内容は、野望がある、過去のコンプレックスがある、など人事が納得する内容なのであればなんでも大丈夫です。
    問題は、過去に紐付いているか?です。
    人は何かしたい、と思うきっかけは必ず過去にあります。
    野球選手になりたい、Youtuberになりたい、なんでもそのきっかけになるエピソードがあるはずです。
    そしてそれはあなただけのオリジナルな要素が必ずある思い出です。
    その思いをここに込めて差別化をはかるようにしましょう。

    それを達成できる理由を書く

    最初で言った目標をどの要素があれば達成できるか考えましょう。
    ここでは仕事のことをどれだけリアルに語れるか、が重要になってきます。

    スキルを具体的に書く

    例えば、営業はコミュニケーションスキルが大事、と考えている人が多いかもしれませんが、コミュニケーションスキルを活かして営業で1番をとる、と書かれたら疑います。
    どんなコミュニケーションスキルなのか、が書かれていないからです。
    営業もそれぞれのスタイルで営業をします。
    人事と友人のような関係を作って受注する人、説得力で納得させる人、愚直な真面目さで信頼を得る人、それぞれコミュニケーションスキルです。
    自分がどのようなスキルを活かして達成したいのか、を具体的にしましょう。

    リアルか?を考える

    具体的なスキルを書いたとしても、プログラミング技術を活かして営業で1番をとる、と言われてもまた疑問に思います。仕事のことわかってる?と思うからです。
    SEの中でも、発注者と受注者では必要とされる要件が異なります。発注者ではプロジェクトをまわすコミュニケーションや、進捗管理能力が問われますし、受注者では作業のはやさ、素早い対応姿勢が必要とされます。
    自分が書類提出をする会社は業界でどのような立ち位置なのか?は必ず頭に入れてから書くようにしましょう。

    本当にそれを思っているかを確認する

    熱意が一発逆転を起こす
    最後の確認作業は、それを面接で問われたときに熱意を持って答えられるか、を自分自身に問いかけましょう。
    人事も人間です。本当にやりたいことや、熱意を持っている人の話を聞くと、心が動きます。
    人事に、なんかわからないけどやってくれそう、と思わせることができたら、それは面接の時に大きな加点になります。
    目的は内定です。
    もう一度本当にそう思うか?を確認するようにしましょう。