vlookupで複数条件を含む検索をする

vlookup関数を使って複数条件を含んで検索をする方法を解説します。

・同じデータが複数合ってvlookupでうまく抽出できない…
・複数の条件に応じて抽出条件を変動させたい

こういった悩みに対して解決していきますね!

基本的な進め方はこちらの記事でも同じです。
「重複を抽出したい!」という方はこちらの記事のほうが参考になります。
今回の記事では少し簡易に、「&」関数を使った方法を解説していきます。

vlookupで複数条件を含んで検索する

vlookupの基本的な使い方は「完全一致」での検索になります。
そのため、同じデータが複数あった場合に対応できない、というのが課題点です。
今回はそれを回避するために以下の順番で関数を組んでいきます。

①列を追加して一意のデータを作成する
②検索値の指定を一意のデータにする
③vlookup関数を組む

完成はこんな感じですね。
詳細を解説していきます。

列を追加して一意のデータを作成する

※サンプルデータはこちらで公開をしています。解説と見比べながら読んで見て下さい。

まずは一意のデータを作るために列を追加し、検索したいデータ同士を結合していきます。
このときに「&」関数を使っていきます。
&は文字列やセル同士を結合したデータを出力してくれます。

画像のように
B2&C2と指定することで2つのセルの中身を結合してくれます。
セル以外にも「”結合”&A2」のようにすれば文字列とセルを結合することもできます。

この関数を最下部まで伸ばせば、被りのない一意のデータ列の完成です。

検索値の指定を一意のデータにする

次に検索したい一意のデータを設定しましょう!
関数の中に入れ込んでも良いのですが、今回はわかりやすくするためにセルに設定しました。

vlookup関数を組む

最後に関数を組んでいきましょう!
検索値には作成した一意のデータを指定していきましょう。
vlookup関数が使える人はここからは簡単ですね!

vlookup関数が怪しい…という人はこちらの記事で復習しましょう。

さて、関数を組むとこうなります。
=VLOOKUP(F2&G2,A:D,4,false)

となります。
これで複数条件を含んだvlookup関数での検索ができました。

まとめ

今回は複数条件がある場合のvlookup関数を解説していきました。
vlookup関数は本当によく使う&奥が深い関数です。
他の使い方も解説をしているのでもっと深く理解したいという人は見てみて下さい!