【Excel/スプレッドシート】VLOOKUP関数の基本の使い方

Excelの初心者でvlookupの使い方がよくわからない…課題に直面しているけど、周りに聞く人もいないし…でも解決できない。
今回は、Excel/スプレッドシートで使うvlookup関数を解説していきます。
基本〜少し応用まで一つ一つ丁寧に解説していくので、自分の悩みに合わせた箇所をみていってください!

この記事で解決できる悩み


vlookupのそもそもの使い方がわからない
関数は書けたがエラーが出る
文字列や数字等色々な値で検索をしたい
Excelで別シートへの転記方法がわからない

では解説していきます!

vlookupの使い方は4ステップ

vlookup関数を一言でいうと、
「任意の値を指定の範囲から検索できる」関数です。
そのため、関数内では、
・任意の値(検索したい値)
・指定の範囲とその列
を指定して上げる必要があります。
論より証拠ということで、解説をしていきますね。

画像を例に、実際に関数を書いていきます、
ユーザIDが12346の人の出身地をだす、という検索を実際にやっていきます。

STEP1:検索したい値を決める

まずは検索したい値を決めましょう。

今回は、ユーザIDが12346の人の出身地、を知りたいので
12346が検索する値(検索キー)になります。

=VLOOKUP(12346)

と書いていきましょう。

STEP2:指定の範囲を決める

次に、検索する値と結果として出したい値を含む範囲を指定していきましょう。
基本的にデータが含まれる場所すべてを選択するイメージで問題ありません。
このときの注意点が一つあります。
検索する値が含まれる列(ユーザIDの列)を必ず一番左の列として指定を行ってください。
vlookup関数の性質で、範囲の中の左の列のみ検索を行う性質があるので、範囲の指定は
「A10:C10」となります。
A列はユーザID(=検索する値)となっていますよね。
このときに出したい値(=出身地)の列も範囲の中に含まれるようにしてくださいね。

関数を書き足します。

=VLOOKUP(12346 , A10:C10)

STEP3:出したい値が含まれる列を指定する

次に、出したい値(=出身地)が含まれる列を指定します。
出したい値が含まれるのは、C列となるので入れる値は「3」というふうになります。
このときに注意点が、STEP2の「指定した範囲」の中での列を指定することです。
今回はA〜C列を指定しているため、3となりますが、
例えば画像の様な場合は、B列〜E列の中から4番目の列を指定したいため、「4」となるので注意です。

ここまでの関数はこのようになってますね。

=VLOOKUP(12346 , A10:C10 , 3)

STEP4:FALSEを指定する

最後の引数は、FALSEを指定しましょう。
応用になりますが、このFALSEを変えることで色々な検索をすることができるようになります。
ですが、通常ではほぼ確実に使わないので、とりあえずFALSE、と思っておけば問題ありません。

=VLOOKUP(12346 , A10:C10 , 3 , FALSE)

さて、これで完成です。
出したい大阪をだすことができましたか?
なかなか難しい、、という人は何回か自分で試してやってみてください!

vlookup関数を入力したが、エラーが出てしまう

検索範囲が範囲の左列に設定されていない

vlookupでは検索できる範囲は、指定した範囲の一番左列、という決まりがあります。
そのため、検索したい値が含まれる列は範囲の一番左に持ってくるようにしましょう。

範囲に値が含まれていない

検索する値が範囲にない場合も「#N/A」エラーがでてしまいます。
この場合、検索キーの指定が間違っていないか確認をしましょう。
検索したい場合は、「”」(ダブルクオーテーション)で値を括る必要があります。
検索したい値の中に「 」(半角or全角スペース)が入ってしまっているケースもあります。
検索する値をもう一度見直してみましょう。

値を”含む”検索をしたい

VLOOKUP関数では、○○を含む、という検索を行う場合が非常に多くあります。
”含む”という指定は、「*」(ワイルドカード)と呼ばれる記号を使います。
例えば、

「内」という文字を含む名前の人を検索する場合、

=VLOOKYP(”*内*” , B1:C10 , 2 , false)
のように「内」をワイルドカードで囲います。
このようにワイルドカードで囲ったら、「含む」という指定ができると覚えておくと便利です。

vlookupを覚えれば業務が効率化される

vlookup関数はExcelの中で初心者と中級者の分かれ目のような関数だと思っています。
実際に使えるようになれば、どんな職種でも業務効率化になる場面はきっとあります。
ぜひ覚えていきましょう!