ESと履歴書の「特技・趣味」の書き方例文【採用担当者の目線】
mimi

履歴書にある特技・趣味って書かないといけないものなの?書くとしたらどのくらい書けばいいの?

こんな不安、疑問にお答えします。

こんにちは!yukiです。

今回は、ESや履歴書で終盤にある「特技・趣味」について書いていきたいと思います。
一般的なフォーマットでは、ある確率が高いので、何を書いたらいいかわからないし、変なことを書いてしまったら選考に影響が…
と考え始めるといろいろと不安になりますよね。
僕は採用担当もやっているので、採用する側の立場として、どんなことを見ているのか?何が良くて、何が悪いかを解説していければと思います。

今回の記事で得られること

  • 採用担当が趣味・特技欄に対して何を思っているかがわかる
  • ES・履歴書の趣味・特技欄を自信を持ってかくことができる

採用担当者は「趣味・特技」の何を見るのか?

まずは、敵を知らずして、戦には勝てぬ(企業は敵じゃないけど…)ということで、
自分を評価してくれる人がどんなことを見ているのか?を把握しましょう。
趣味・特技はサブで聞いていると思う人もいるかもしれませんが、他の項目と並んで重要な項目です。
人事がどんなことを意識してみているのか?を把握することで効果的なアピールをして評価につなげましょう。

性格

ES・履歴書は、第一印象勝負です。
書類選考の通過理由は、「良さそう」「一回会ってみようかな」という基準で通過するケースが大半です。
なぜなら、書類選考は、受かる人を選ぶ選考ではなく、落とす人を選ぶ選考だからです。

そのため、文章の印象からくる性格・人となりをみて、「この学生は一回会ってみようかな」と思わせることが重要です。

実績

多くの学生が選考を受けるため、その中でどのように合格者をきめていくかを判断するときには、
仕事で活躍できそうか?が一つの判断材料になります。
その判断指標はずばり、「実績」になります。
この実績とは、単に全国1位になりました!ということではなく、仕事と似たような経験をし、結果をだせたかどうかの実績のことを指します。
企業に合わせて、その企業で実績を出すためには、今までのあなたの経験の、どの実績を出せば人事に好印象を持ってもらえるかを吟味していきましょう。

入社後のイメージ

3つめは、いわゆる「社風」に合うかどうか、です。
つまり、「うちに実際にいる人にちかいな」と少しでも思わせることが大切です。

文章の中身も大切ですが、手書きであれば、字の丁寧さや、文章の丁寧さも印象を与える一つの要素です。
できれば、その会社の人にOB訪問等で会って、「この会社の人だったら、ここはこういうふうに書くのではないか」と想像力を膨らませながら書くようにしましょう。

yukiyuki

人事があなたにどんなことを求めているかを丁寧に把握して、それに合わせて表現をしていくことが大切なんだね!

ES・履歴書の「趣味・特技」の書き方

では、実際にはどんな部分に気をつけて書いていけば人事に評価をされるES・履歴書になるのでしょうか?

具体性と客観性

「趣味は、旅行です。」と「趣味は、今まで10カ国訪れたことがある海外旅行です。」だと、相手に与える印象が全く異なります。
上記の通り、「旅行」であれば、「国内旅行」と「海外旅行」に別れますよね?このように、趣味を考えたら、もう一段階掘ってから記載するようにしましょう。
そのときに、同時に「どのくらい?」というものを付け足しましょう。これが、客観的な実績になります。
数字であれば望ましいですが、あなたが趣味・特技をどれだけ、好きか、他の人と比べて優れているかを第三者が判断できれば問題ないです。

この2つを書くことだけでも、かなり違った印象を与えることが出来ます。

また、書類選考で提出したものは、基本的に最終面接まで使用されるものになります。
そういったときに、面接官の「質問するときの材料」にもなりうるのです。
自分の趣味や特技を具体的に、客観的に書くことで、相手に聞いてほしい質問に誘導する効果もあります。

箇条書きをうまく使う

書類選考は「第一印象」が非常に重要です。
つまり、文章を読まれる前や、読んでいる最中にも、パット見たときに、読みやすい文章になっていれば、「相手に気を使える人」「頭が良い人」という印象を与えることができます。
過度に使いすぎてただの箇条書きになってしまうのは逆効果ですが、大きいトピックや、一覧として表したいとき等は箇条書きをうまく使ってアアピールをしていきましょう。

企業の体質に合わせる

会社ごとに、好まれる趣味や特技が異なります。例えば成果で給与が決まるような営業会社であれば、「読書」という趣味より、「スポーツ」の趣味の方がす確率が高いです。
そのため、すべての企業に対して同じ趣味・特技をアピールするのはあまり得策とは言えません。
営業会社であれば、●●のように自分のなかでルールを持ってアピールする項目を決めていくことが良いでしょう。
また、同じ業界でも、会社ごとで社風や基質は全く異なります。OB訪問等を活用して、「その会社っぽい」項目をアピールするようにしましょう。

ES・履歴書の「趣味・特技」の例文

運動系
テニスが趣味です。高校3年生までは部活で活動をしておりましたが、現在は月1でテニス好きな仲間を集めてテニス会を実施しています。
競技ではなく、コミュニケーションツールとしてのテニスは、純粋に楽しむことができ、様々な友人ができ、今の私には欠かせない趣味となっています。

料理
料理が趣味です。母の影響で、誰かに料理を作り、「美味しい」といってもらえることに喜びを感じます。
使っている材料は同じでも、作る工程や調味料を少し変えるだけで、「私にしか作れない料理」にすることができ、日々美味しい料理を研究しています。

読書
読書が趣味です。ビジネス書の中でも、様々な経営者の伝記を好んで読みます。偉人と呼ばれる人でも、若い時のエピソードや考え方を読むことで
まるでその人に会えたかのような感覚を得られ、日々の生活のモチベーションとなるため、多いときでは月に10冊以上読みます。

音楽
音楽が趣味です。純粋に音楽を楽しむ、ということをテーマとして活動をしており、ストリートライブも月に一度行います。
自分の音楽や歌を褒めてもらい、中には毎回来ていただける人もいます。
思いもよらぬ人とつながることができる、私のかけがえのないコミュニケーションツールです。

書くことを避けたほうが良い「趣味・特技」

ギャンブル系

パチンコや、競馬等の趣味は一般的に避けることが望ましいです。
とにかく絶対に除くことが望ましいとは個人的には思いませんが、
ギャンブルにハマる=自分をコントロール出来ない人、という印象はほぼすべての人に抱かれるリスクを認識しましょう。

特にありません

私はこれが一番良くない回答だと思います。なぜなら、履歴書やESはアピールするために存在しているため、
ないということは、アピールの場を放棄している=採用される意欲が低い、と判断される恐れがあるためです。
簡単でも構わないので、書かないという選択肢は絶対に取らないようにしましょう。

企業にそぐわないもの

繰り返しになりますが、企業から内定を獲得するためには、企業にあわせるということが大切です。
例えば、アニメの趣味がある場合、アニメの制作会社では効果的かもしれませんが、スポーツの会社ではそぐわない可能性があります。
趣味ごとに、適切にアピールすべきタイミングがあるはずです。
会社ごとに、なぜこの趣味をこの会社にアピールするのか?を考えながら書く項目を選ぶようにしましょう。

趣味・特技がないとき

趣味や特技がないのですが、どうしたら良いでしょうか…?と相談されるケースが結構あるのですが、
その場合は、今から作りましょう。
自己分析等をして、自分が好きなもの、を深ぼり、アクションを起こすようにしましょう。
行動を起こしていれば、それは立派なアピール項目にすることが可能です。
ないときは必ずアクションを起こすように心がけましょう。

採用担当者の本音

ここまで読んでいただきありがとうございました。

趣味・特技等細かい項目まで気を使わないといけないのは、本当は面倒くさいことです。
しかし、私は就活は「自分との基調な対話時間」だと思っています。
一つ一つしっかり考え抜くことで、就職した後の人生もいきいきと過ごすことができます。
頑張れば必ず就活は報われます。

この記事が少しでも参考になれば私はとても嬉しいです。