【自己PR】真面目さをアピールするときの伝え方例文

企業が求める真面目さとは?

企業は真面目さという長所に対して何を求めているのでしょうか。
自己PRの内容を考える前に企業が求めている真面目さを知ることはとても重要です。知らないで伝えてしまうと相手の期待と全く違う内容を伝えてしまう恐れがあるからです。
企業は真面目さを通して仕事での活躍を期待しています。
そのため、真面目さという長所を使って、コツコツと行動して結果を出した結果を企業は求めています。
真面目さという長所は仕事においては結果を出すというゴールに対してどのようにたどり着くか、という方法です。
そのためアピール内容を考えるときに結果が明確に語れるか、という部分を意識していくようにしましょう。

基本的な型を抑えよう

自己PRをしていくときに、まずは基本的な型を作って、そこから自分なりにアレンジをしていきましょう。
守破離の考え方から、まずは基本はなにかを意識しながら言いたいことを整理しましょう。
自己PRの流れは基本的に、
結論→経験→課題→対策→結果→第二結論
です。
この流れにそって自己PRを書くようにしましょう。
結論 「私の長所は真面目さです。」
経験 「長所を表す経験として、私は高校生のときにテニス部に所属をしていたときの経験が挙げられます。」
課題 「2年生の秋頃に大きな大会を控えていましたが、私はレギュラーメンバーではありませんでした。」
対策 「テニスは、部活での練習量はもちろんのこと、強い相手と練習することが重要です。そのため、私は土日のの部活後にテニスクラブに通い、自分よりも1段も2段も強い相手と毎日負けながらも練習をしていきました。」
結果 「半年続けた頃、徐々にレギュラー陣に勝つことができるようになり、秋の大会では叶いませんでしたが、3年生ではレギュラーを獲得することができました。」
第二結論 「私は、目立つ行動や率先してリーダーシップをとることはあまり得意ではありませんが、コツコツとひとつのことを続けることには自信があります。この力を生かして、お客さんとの関係構築等長く続けることが重要な場面で活躍していきたいと思っています。」
課題と対策を書くときは、特に5W1Hが伝わるように意識をしましょう。
What:レギュラーに入れなかった
When:高校生2年生のとき
Where:テニス部の中で
Who:自分
Why:悔しかったため
How:毎日の練習プラスアルファで特別な練習をする

真面目さの自己PR例文

私の長所は真面目さです。
高校のときはテニス部に所属していましたが、秋頃に大きな大会を控えており、レギュラー獲得を目指して日々練習していましたが、
このままではレギュラーになることは難しいと感じていました。
特別な運動神経があるわけではない私は、一番早く強くなるためには、強い人と練習をして、強い打球になれる必要があると考え、
テニスクラブに通うことにしました。週に2回土日の部活のあとに通い続けました。
結果として半年後の秋の大会ではレギュラーになることはできませんでしたが、3年生の春からレギュラーとなる目標が叶いました。
私は、目立つ行動や率先してリーダーシップをとることはあまり得意ではありませんが、特別に秀でた能力がない中でも愚直に努力を続けることでコツコツと力をつける力があると思っています。
この力を生かして、お客さんとの関係構築等長く続けることが重要な場面で活躍していきたいと思っています。

真面目さだけでは企業に響かないかもしれない

企業に真面目さをアピールするときは、真面目さだけでは物足りない可能性があります。
真面目なだけでは、仕事で結果を出すことは難しいと思われるからです。真面目なことで具体的にどのように仕事に活きるのかという点を自分の中でブラッシュアップしておきましょう。
あなたが受験をする職種で求められる能力や、仕事内容に置き換えて真面目さをアピールするとうまく伝えられます。

面接で「真面目さ」を自己PRするときのポイント

真面目さという面をアピールしているため、
面接では真面目な一面を見せるように意識をしましょう。
具体的には、

  • 話すときの落ち着き
  • 一つ一つの物事を丁寧に伝える

などです。基本的なことですが、言っていることと行っていることが真逆だと面接官も「あれ?」という違和感を覚えてしまいます。
自分の行動を常に冷静に見ながら面接に望むようにしましょう。
また、真面目さを出しすぎてしまうとかえって「コミュニケーション能力がない」と見られがちなので、「明るく元気に」という部分は意識しても良いでしょう。

グループディスカッションで「真面目さ」を自己PRするときのポイント

グループディスカッションでは特に「空気を読む」ということが求められます。
グループディスカッションでは評価ポイントは、もちろん企業によって異なりますが主に

  • 主体性(適度に発言をしているか)
  • 周りの意見を聞いているか
  • 情報集約能力

です。
真面目さをアピールしたい場合は、
全体の意見をうまくまとめる役割(情報集約能力)
を意識すると良いでしょう。
についてはできる人が多いと思います。一方で、
主体性(適度に発言をしているか)
については苦手な人が多いと思うので、自分の苦手な部分はなにか?を意識して、それを補うようにグループディスカッションでは行動していきましょう。

書類選考で「真面目さ」を自己PRするときのポイント

書類選考では、

  • 結論から述べる
  • なぜ考えたかを中心に書く
  • 簡潔にまとめる

ことを意識しましょう。
真面目さは書類選考ではうまく伝わりにくい長所でもあります。真面目さというのは派手さがあまりなく、文面だけではインパクトがないからです。
そのため、数字や客観的な指標をいつもより多く取り入れることで「しっかり行動できるんだ」というアピールを行うようにしましょう。
書類選考のゴールは、「選考官が興味を持って、面接したいと思わせられるか」です。
そのため、なぜ考えたかを中心に客観的な指標を織り交ぜていくことで「もっと聞いてみたい」と思ってもらえるようにしましょう。
課題に対して「なぜそれが課題かと思ったのか」、行動に対して「なぜその行動が適切だと思ったのか」という面で深く書いていくことが効果的です。

デメリットを補う部分も魅せよう

真面目さは性質上プラスにもマイナスにも捉えられる性格です。自分は「長所」と思っているのに、面接官からは「短所」として見られてしまったら残念ですよね。
真面目さの裏側にある、短所を洗い出して、それが面接官に伝わってしまわないように意識をしながら各選考に望んでいきましょう。